検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:156,758 hit

152 ページ3




  暫くして、徐々に科学王国のメンバーが復活しペルセウスの復旧作業もスピードがあがっていった。
  後宮でアマリリスちゃんと手分けして皆の服を見つけることができたのはよかったけど・・・コハクちゃんと銀狼くんの石像を見つけ出すことはできなかった。

 「・・・!」
 『おはよう羽京く、きゃっ!』

  羽京くんを石化から復活させれば、いきなり抱きしめてきた。
  しかもかなりキツく。

 『ううう羽京くん!く、くるしぃぃ・・・。』
 「無事でよかった・・・!それに、傷も・・・よかった・・・よかった・・・。」
 『・・・うん。ありがとう・・・。

  でも、あの、羽京くん・・・そろそろ放してほしい、かな・・・みみんな見てるから・・・。』
 「!!!!」

  羽京くんは慌てて私から体を放すと周りを見回し、ようやく私達に降り注ぐ生温かい視線に気づいた。
  こんなに近くにみんながいたのに、何も耳で気づかなかったらしい。

 「仕事たまってんだ、ハグやらチューやらのイチャコラは復旧が完了してから思う存分堪能しやがれ。」
 「いや、その・・・はい・・・。」

  取り戻した羽京くんのお気に入りの帽子を彼に渡せば赤い顔を隠すように深く被った。

 『さっそくだけど、海に沈んじゃった陽くんの場所割り出してほしいな。確か聞こえてたよね?』
 「うん、バッチリ。」

  羽京くんが陽くんは船の真下に沈んだと伝えれば大樹くんが海に潜って陽くんを探しに行った。
  あの距離からここまで細かく場所を割り出せるなんて・・・やっぱりすごいな、羽京くんの地獄耳。

  大樹くんが海からあがってきた。石化した陽くんと・・・。

 『キリサメ・・・。』

  石化したキリサメを船に運び入れ、作業台の上に寝かせた。

 「敵だろ?どうするよ復活させるかさせな」
 「んじゃブチ殺しとくぞ。」
 『人殺しに迷いがなさすぎ!!』

  キリサメを破壊しようとするマグマくんを慌てて止めた。
  その隙に千空くんがキリサメに復活をかけた。こっちはこっちで迷い0だなぁ・・・。

 「イバラに騙されてただけだ、コイツはよ。」
 『・・・。』



153→←151



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (142 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
297人がお気に入り
設定タグ:Dr.STONE , 西園寺羽京
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まっちゃ(プロフ) - コメント失礼します!ネタバレになってしまうので内容は書けませんが、番外編、とても面白いです!これからも弥さんの無理のならない範囲で、更新頑張ってください!影ながらも応援しています! (2021年4月18日 1時) (レス) id: 064c02c015 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - わわわわわさん» 申し訳ありません。番外編のリクエストは受けつけていないんです。また番外編を書く機会があればぜひ書かせていただきます。 (2021年4月17日 22時) (レス) id: 28d3fee7a9 (このIDを非表示/違反報告)
わわわわわ - 番外編のリクエストです。耳攻めされたと羽京がドS化したお願いします。 (2021年4月17日 22時) (レス) id: 9c9d4f1707 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年4月8日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。