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「まさかこの４つのボリュームつまみで手動でバランスとったり動かしたりするの？」
「そのまさかだ！」
『さすがにムズカシすぎない・・・？』
龍水くんが私の言葉に頷いた。
「操縦そのものに慣れていて、かつ風の流れを読まないと不可能だぞ。誰が・・・。」
全員で龍水くんのほうを見る。
「だな。」
ドローンのリモコンが完成し、さっそく龍水くんが操縦練習をする。
最初は少し苦戦していたけど段々と手慣れた指さばきで４つのボリュームを動かしていく。
数分経てばドローンは空中で綺麗に回転していた。
「はっはーだいぶ慣れてきたぞ！！」
『マジですか龍水くん・・・。』
あまりの習得の速さにその場の全員が引く。
「フゥン、ゲームとそう変わらん！幼少期にはプロゲーマーのトレーニングも受けていたからな！」
「そうだった金の力でチート男だったこいつ！！」
『あはは・・・なんでも極めてるな龍水くん・・・。まあ、ともかくこれで。』
「あ゛ぁ、装備は全て揃った。決行は日の出と同時刻・・・！！」
洞窟の中に緊張が走る。
とうとう決戦は明日・・・。
「フード戦士隊のメンバーは金狼の他あと誰をつれていく。俺はドローンの操作でラボカーに隠れる。大樹、マグマ、ニッキー、ソユーズもパワーチームとしてラボカーで待機。陽も狙撃のために待機だな。」
「おぅ俺は行くぜ。」
「当然俺も出ねえといけねえ。龍水にドローン発射の合図送らねえとなんねえしな。
あとは羽京だが・・・さすがにもう少し人数がほしい。」
「俺はいざってときのためにラボカーで待機してるよ〜。」
「となると・・・。」
残ったメンバーは女性陣のみ。その中でアマリリスちゃんと杠ちゃんが参戦を申し出た。残ったフードはあと一着。
『じゃあ私が。』
「ダメ。」
即答したのは羽京くんだった。
『でもあと残ってるのスイカちゃんだよ？さすがに子供を危ない場所につれていけないよ。』
「それは、そうだけど。そんな傷で行かせられないよ。」
『少しでも人数多い方がいいんでしょ、別に本当に闘う訳じゃないし・・・。』
「ああ問題ねえ。フード戦士最後の１人は聖、テメーだ。」
「ちょ。」
千空くんからフードを受け取る。
羽京くんはまだ何か言おうとしたけど無駄だと思ったのか口を閉じた。
「・・・僕の傍を離れないで。」
『うん。』
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柊渚(プロフ) - めっちゃ面白いです！！更新頑張ってください！！ (2021年4月5日 22時) (
レス) id: ebf2823d1c (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - この作品大好きです！応援しています！ (2021年3月30日 17時) (レス) id: cf49d2eead (このIDを非表示/違反報告)
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