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陽くんをその気にさせるために、ゲンくんがペラペラの口を動かす。
「新世界初の保安官これ歴史に残っちゃうよね〜♪」
「新世界初」という言葉に陽くんは反応した。
アマリリスちゃんが顔を赤くして恋する乙女の顔を浮かべ陽くんに抱き着く。
「どうしよ・・・すっごいカッコイイです・・・！！」
美少女アマリリスちゃんに抱き着かれれば、陽くんはなんというか、うん、ちょっと気持ち悪い笑みを浮かべた。顔ヤバ。
「ウェエエイ俺に任しときゃ問題ねーっしょ！お巡り時代にイジメとか見たら撃ちまくってたかんな！！」
『え・・・ダメだよね？』
「ダメ。」
テーブルに空きビンを並べ、発砲する陽くん。激しい発砲音が鳴り響き、やがて止んだ。
並べられた空きビンは無傷である。
「あれ、ぜんぜん当たってないんだよ・・・？」
「おぅなんだよ、あんなドヤ顔で撃っといてモロ外し・・・。」
『きゃっ・・・！』
目の前に何かが落ちてきた。
死んだ毒蛇だ。
『もしかして、今のはビンを狙っていたんじゃなくて・・・。』
「ヤベーこいつが急に来たからか！！」
「はっはー！どうやらこれで俺たちは少なくとも、ただ座して狩られる獲物ではなくなったわけだ、違うか・・・！？」
これでモズが襲ってきても反撃できる。私達は喜びの声を上げた。
「やるじゃねえか不良警官・・・！！」
『かっこいいよ陽くん・・・！』
「ウ、ウェエエイ！！」
正直陽くんは警官としては絶対ろくでもない子だと思ってたけど、そうだよね、警棒の扱いにも長けていたし意外とそっち方面の成績はよかったのかも。
(言えねー。今更普通にビン狙って撃っただけとか言えねー。超練習しねーと・・・！！！)
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柊渚(プロフ) - めっちゃ面白いです！！更新頑張ってください！！ (2021年4月5日 22時) (
レス) id: ebf2823d1c (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - この作品大好きです！応援しています！ (2021年3月30日 17時) (レス) id: cf49d2eead (このIDを非表示/違反報告)
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