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  翌日

  今日が最終決戦・・・全てが決まる日

  早朝、天馬とワンダバがフィールドのベンチで会話をしていた

  二人の死角から黄名子もその話しを聞いている

  私は彼女の隣に立ち、壁に背中を預け話を聞いた


  話の内容は当然・・・フェイのことだった


 「私がフェイと行動を共にしてきたのは、アルノ博士にお目付け役を頼まれたからだが・・・

  それだけではない・・・彼が好きだったからだ


  フェイは初めて会った私にボールを渡し、一緒にサッカーをしようと、いってくれた

  フェイは・・・私にも普通の友達として接してくれたんだ」

 「そうだったんだ・・・」


  それは、記憶を全て取り戻したフェイも・・・同じことをしてくれるのだろうか

  今の彼でもワンダバと友達になってくれるのだろうか

 「頼むぞ天馬!」

  ワンダバは天馬に強く言った

 「お前のサッカーでフェイの目を覚ましてやってくれ」

 「ワンダバ・・・


  俺もフェイと・・・またサッカーがしたい!

  ・・・けど、出来るかな、俺に・・・フェイの目を覚ますことが」

  天馬の声は暗い

 「天馬・・・」


 「できるやんね!!」

  黄名子が二人の前に出てそういった

 『・・・』

  私はその位置から動かず、話を聞き続けた

 「できるやんねキャプテンなら!

  フェイと一緒にいろんな試練を乗り越えてきたキャプテンならできる!

  うちが保証するやんね!」

 「・・・黄名子」

 「フェイもキャプテンやワンダバの思いに気付くはずやんね!

  みんなを見てきたうちにはよーくわかる!」

  黄名子は振り向き、空に向かって両手を広げた

  どこかにいるフェイに向かって声を発した


 「フェイ、あなたは一人じゃない!

  こーんなにもあなたを思ってくれる仲間がここにいるやんね!」


 「・・・うん!」

 「うむ!」

 『・・・』

  私は小さく笑った


  空に向かって両手を広げる彼女の背中は

  私よりもずっと小さいはずなのに、とても大きくて頼もしく思える




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作品ジャンル:アニメ
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紫苑(プロフ) - ポム川さん» 次の続編でURLはっときました〜。それで検索してみてください (2017年12月26日 22時) (レス) id: 26c430ab18 (このIDを非表示/違反報告)
ポム川 - このお話とても好きなので更新頑張ってください! (2017年12月26日 21時) (レス) id: 29ba529f05 (このIDを非表示/違反報告)
ポム川 - この話のシリーズを読み返していたら作者様がpixivにイラストを出していると言うことで見に行ったのですがどれか、分からなかったのでもしよかったら詳しく教えて下さいませんか? (2017年12月26日 20時) (レス) id: 29ba529f05 (このIDを非表示/違反報告)
パステル(プロフ) - ギャラクシーまで頑張ってください!! (2017年12月25日 22時) (レス) id: f1da28cc27 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 他の皆様含め読んでくださりありがとうございます (2017年12月25日 22時) (レス) id: 3a7538c92d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫苑 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年12月9日 17時

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