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『じいちゃん・・・？』
なんでそこでじいちゃんが・・・と思ったが
そういえばあの人は昔はこの人の下でサッカーをしていたのだと思い出す
「・・・あいつの家の事情は、孫であるお前なら知っているな」
頷いた
「あいつが一度サッカーをやめたことは？」
『え・・・』
「知らんみたいだな」
大介さんはテーブルの上をふよふよと浮きながら語りだした
「あいつは家を継ぐためにたくさん行動を制限されてきた
だが、人というのは自由を求めるものだ
あの小僧だ、当然親父との殴り合いを繰り広げた、警察沙汰になったこともあったな〜」
『・・・』
私はちゃんと白石家の血を継いでいるのだと改めて思った
豪炎寺さんはまた苦笑いをした
「龍三にとっての自由はサッカーだった」
『・・・』
「親父に抗って、技を磨き、仲間との絆を深め、試合を勝ち進めた」
「君のおじいさんは伝説の一人だったんだな」
『・・・』
「だが、ある日あいつはサッカー部を去った」
『！・・・なんで』
「あいつはサッカー部のボールを全て燃やし、部室を燃やそうとしたんだ」
脳裏に浮かぶサングラスをかけて歯をむき出して笑うじいちゃんの顔
『・・・裏切ったんですか』
「・・・親に脅されたんだろう・・・」
『でも、戻ってきたんだろ・・・あの馬鹿みたいな笑顔で』
「ああ・・・ある友人のおかげでな
最初はお前みたいに罪の意識にとらわれて頑なに戻ろうとはしなかった
あいつが友人に何を言われて戻ってきたのかは知らんがな」
『・・・』
「あいつのサングラスの下、みたことあるか？」
『は・・・そんなの・・・そん、なの・・・』
記憶を辿る
『・・・』
あれ・・・！？
今思えば見た事が無い、だと・・・！？
「どうやら見た事無いみたいだな」
『・・・』
「あいつの目には刃物で切った傷がある、あいつの右目は義眼だ」
『・・・自分なりのけじめですか』
「大した小僧だ、ちとやり過ぎだがさすがその道の家系らしいというかなんというか・・・
あのサングラスは自分を仲間の元に戻してくれた友人からの贈り物だ」
『・・・私も右目を捨てろと』
「馬鹿！そこまでやらんでいいわ！女は顔を大事にせい！
ようは罪の意識に襲われているというのなら、自分なりの償いを見つけろということだ」
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ハンちゃん - いつも読んでるよ！！更新頑張ってね！（≧∇≦） (2017年9月18日 16時) (
レス) id: aa3b46b3ae (このIDを非表示/違反報告)
凜(プロフ) - イナクロ、懐かしい・・・！おもしろかったです^^ 更新、楽しみに待ってます！ (2017年9月6日 0時) (レス) id: 1ad9c77509 (このIDを非表示/違反報告)
日和 - 外部から失礼します。紫苑さんの作品読ませていただきました！とても面白かったです！これからも頑張ってください！ (2017年9月3日 22時) (レス) id: f88854e299 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 雨宮シロ@ブイブイさん» ありがとうございます！いつもオリジナルはずすの忘れちゃいます (2017年9月3日 12時) (レス) id: 3a7538c92d (このIDを非表示/違反報告)
雨宮シロ@ブイブイ(プロフ) - 続編おめでとうございます！いつも楽しく読ませてもらってます。ところで、オリジナルフラグを外し忘れてますよ！ (2017年9月3日 12時) (レス) id: 3fff5a4af9 (このIDを非表示/違反報告)
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