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「一つ思ったんだが」
関羽が口を開いた
「孔明は世に知れた軍師、こんなあからさまな扉から出入りするだろうか・・・
別に入口が」
「あれなんでしょう？」
西園が何かを見つけ声をかけた
私達は彼が指さす方を見る
そこには手なら余裕で入るくぼみが扉の下にあった
『・・・！もしかして、手をかけるところなんじゃないか？』
「手をかけるところ？」
「まさか、兄者！」
張飛がそのくぼみに手を入れ、扉を上に上げた
すると持ち上げられる扉
「開いた！」
「縦に開く扉だったんだ・・・！」
「でかしたぞ！ええと・・・」
「信助です！」
「おお！”信助”か！良い名前だ！」
「はい、ありがとうございます！」
劉備に褒められて嬉しいのか、西園は笑みを浮かべた
「ん？関羽なにか言おうとしなかったか？」
「いや！なんでもない！」
「そうか、それじゃあ行くか！」
と劉備は大砲を引いて中に入る
すると
ドガシャン！
目の前に巨大な鉄球が落ちてきて大砲を潰した
「わしの捕獲機がああ！！」
「な、なに今の・・・」
「この屋敷にはいろいろな仕掛けがあって中へ入ったが最後ただでは帰れない
別名孔明要塞、中には命を落とす者もいるって話だ」
「ええっ！命も！？」
「今頃それ言う！？言っちゃうの！？」
『このクソ野郎・・・』
「行くしかないな・・・」
腹を括って私達は中へ入った
まあ、後ろは関羽と張飛がいるし大丈夫だろう
暫く奥へ進むと広い場所が見えた
中を確認する
「特に異常はないみたいだな」
「あぶなあああい！！」
「！」
『っ！』
劉備の声で構えた私達
が、その危機というものは来ない
「あっはははは！！冗談だよ冗談！ひっかかったな！」
『殺す』
「待て待て」
アルテミスを出そうとする私を天馬が抑えた
「このおっさん・・・！」
「こんな時に冗談はやめてください」
「燃やす？燃やしていい？」
「朝日も落ち着いて」
「あははは・・・」
腹は立ったが、とりあえずなにもないのなら良かった
「先へ進もう」
神童先輩が皆を促し前へ足を進めたその時
「ここから先へは行かせない」
関羽と張飛が私達の行く先を阻んだ
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ハンちゃん - いつも読んでるよ！！更新頑張ってね！（≧∇≦） (2017年9月18日 16時) (
レス) id: aa3b46b3ae (このIDを非表示/違反報告)
凜(プロフ) - イナクロ、懐かしい・・・！おもしろかったです^^ 更新、楽しみに待ってます！ (2017年9月6日 0時) (レス) id: 1ad9c77509 (このIDを非表示/違反報告)
日和 - 外部から失礼します。紫苑さんの作品読ませていただきました！とても面白かったです！これからも頑張ってください！ (2017年9月3日 22時) (レス) id: f88854e299 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 雨宮シロ@ブイブイさん» ありがとうございます！いつもオリジナルはずすの忘れちゃいます (2017年9月3日 12時) (レス) id: 3a7538c92d (このIDを非表示/違反報告)
雨宮シロ@ブイブイ(プロフ) - 続編おめでとうございます！いつも楽しく読ませてもらってます。ところで、オリジナルフラグを外し忘れてますよ！ (2017年9月3日 12時) (レス) id: 3fff5a4af9 (このIDを非表示/違反報告)
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