太陽は月を取り戻す

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　 再び落ち込む太助たちに天馬がすかさず声をかけた

　「諦めちゃだめだ！」

　「！」

　「まだ太助たちは全力を出し切っていない！それは分かるだろ？みんなも！」

　「でも・・・」

　「それなのに今諦めたら・・・絶対後悔するよ！」

　「後悔・・・」

　「思い出してよ、今まで特訓してきたことを！みんなあんなに頑張ったじゃないか！

　 信じなきゃ自分を、自分の力を！

　 一生懸命頑張ったんだ！絶対に、絶対になんとかなる！！」

　「天馬・・・！」

　 天馬の言葉にようやく太助たちは顔をあげた

　「ほ〜！言うじゃないか！わしの言いたいこと全部言いよった！」

　「あ、あはは〜」

　 天馬は照れくさそうに頭をかいた


　 さすが天馬

　 どこの世界でも、天馬はみんなを勇気づけてくれる素晴らしいキャプテンだ

　 ”なんとかなる”、まるで魔法の言葉のように私達はその言葉に何度も顔をあげた


　「では説明するぞ！攻めるなとはどういうことかを！」


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　 後半戦が始める

　 太助たちは何度も自分達を奮い立たせていた

　 もうさっきまでの弱腰じゃない


　「いくぞてめえら！」

　 プロトコルオメガのキックオフで試合再開

　 早速攻め込んでくるプロトコルオメガ


　 錦先輩を追い抜いた

　 獅子丸が止めに入るが躱される

　「いいよー獅子丸！その調子だ！！」

　 パスを渡されたドリムに五郎太が突っ込む

　 これも避けられたがさっきとは動きは全く違う

　「動き良くなってきたぞ！」

　 皆が太助たちを応援する、失敗しても周りのみんなが励ます


　「クオース！」

　 ボールが渡ったクオースの前には太助

　「天馬たちは俺達を信じてくれてる、頑張らなくてどうするんだよ！！絶対に止める！！」


　 太助がクオースに突っ込んだ

　「うおおお！！」

　「なにっ！？」

　 太助がスライディングでクオースからボールをクリアした

　 会場が歓声に包まれた


　「やった！やったよ天馬！」

　「ナイスクリアだ太助！」

　「太助に出来たんだ！俺達だって！！」

　 太助がクリアに成功したことによって他の子たちもさらにやる気が上がった


　「はっ！たかが一回の成功でおめでたい連中だな、すぐに叩きのめしてやるぜ！」

　『・・・』




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