検索窓
今日:7 hit、昨日:7 hit、合計:85,497 hit

82 ページ33





 「それじゃあ化身アームドの特訓を始めよう」

  と私達が来たのは滝の傍


 「ここで?」

 「ここの方が集中しやすいからね」

  するとシュウは目を閉じた

 「何をしているんだ?」

 「あの〜シュウ?」

 「僕のマネをして」

 「え?」

 「やりたいだろ?化身アームド」

 「う、うん、でも」

 「これでできるの?」

 「じーっとしとるだけぜよ」


 「皆まずはやってみようよ!ね!」

 「そうだな、きっと意味があるんだと思う」

 「やるか」


  みんなはシュウと同じように目を閉じた

  なぜか茜さんも閉じちゃってるけど


 「皆、そのまま聞いてほしい

  心を静かにして、守りたいものを思いさらに強くなることを願う


  その思いの強さが、自分と化身を引き合わせる」


  風が静かに吹いた

 「ほら、風が来てる・・・」

 「!」

 「風を纏うように、化身を全身に纏う姿を想像してみて

  この島の風は君達と一つになりたがっているよ」

 「風と一つに・・・


  感じる・・・なにか近づいてくる気がする

  化身が始めて出た時の、あの感じ、熱くて、はじけるような感覚」

 「うん」

 「剣城も、何か感じるか?」

 「ええ・・・」


  すると風は天馬たちを纏い始める

 「おぉ・・・」

 「俺今、サッカーとすごく近づいてる・・・!」

 「この感覚が、そうなのか・・・」

 「ああ、今までとは違う」


 「みんな何か掴んだみたいだね」

 「だね」


 「よし!このままグラウンドで特訓だ!!」

 「はい!!」

  みんなはグラウンドの方へ走っていった

  さらにやる気が出たみたい


 「君は不思議だねシュウ」

 「やっぱり神様なんじゃない?」

 「違うよ・・・君達も、守りたいものがあるから天馬たちと戦っているんだろ?」

 「そうだね」

 「うん」


  守りたいもの

  そのために、私ももっと強くならなくちゃ!

 「じゃ!私も天馬たちと特訓してくる!!」

 「いってらっしゃい」


  天馬たちを追いかけようとしたその時だった



  木々が騒めく


 「!!」

  刹那、ボールが私めがけて飛んできた

  やばっ反応遅れた!!


 「ふっ!!」

 「はあっ!!」

  シュウとフェイが蹴り返してくれた

 「朝日大丈夫!?」

 「お、おう!」


  崖の先で蹴り返したボールを受け止める少年



 「見つけたぞ」



  プロトコルオメガだ





83→←81



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (63 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
94人がお気に入り
設定タグ:イナズマイレブンGO   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紫苑 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年7月21日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。