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  そして現代へ戻り、キャラバンから降りる


  稲妻町が夕日に染められていた

 「僕たち歴史を戻すことができなかったんですね・・・」

 「・・・」

 「円堂監督・・・」


  落ち込む私達にワンダバが大きな声をかける

 「落ち込んでいる暇はないぞ!!」

 「!」

 「今はこれからをどうするか考えるべきだ!いずれ反撃のチャンスはきっとくる!!」

 「チャンス・・・」

 「すごいワンダバ・・・監督っぽい」

 「監督だ!!」

 「このクマの言う通りじゃきに!!」

 「誰がクマだ!!」

  お前だ


 「くよくよ落ち込むんはわしの性に合わんきに!!なにより雷門魂に反するぜよ!」


  錦先輩がにっかりと笑う

  それをみて幾分か気持ちが軽くなった

 「奪われたのなら取り戻せばいい」

 「剣城のいうとーり!!取り戻そう!!みんなで!」


  夜月も


 「・・・」

―――『傷付けたのはお前だろ』

 「・・・」


 「そうだね!取り戻そう!円堂監督も夜月も俺達のサッカーを!!」

  天馬の言葉にはっと我に返り、また笑顔を作り直した

  そうだ

  勝って取り戻せばいいんだ、勝てばきっと、夜月も



 「やるならあなた達だけでやってください・・・俺はもう協力はしませんから」


  そういったのは速水先輩だった

 「へ?」

 「速水・・・?」


  速水先輩に続いて次々とメンバーが降りてくる

  けど、顔つきがいつもと違う


  試合に負けて悔しがっている顔とかじゃない


 「なんでサッカーなんてしてたんだど?」

 「わけわかんないぜ」

 「ちゅーか早く帰ってテレビでも見ーよおっと」


  次々とみんなが帰って行く

 「ちょちょ!まってよ!」

 「どうしたんだ皆!」


 「別に」

 「正気に戻った、て所かな」

 「サッカーなんて二度としたくない」

 「考えただけでムカつくよ!」

 「どうしてあんなのやっていたんでしょう、僕は」

 「サッカーなんて辛いことばっかりだもんなぁ」


 「狩屋、輝・・・どうして、待ってよ!!ねえ!」

  必死に呼びかけるも、誰も振り返ろうとはせず足を進めていく

  嘘、なんで・・・


 「なんであんなに燃えていたのか、分からないな」

  三国先輩までがそう言い、いつも大切に使っていたグローブを投げ捨てた

  信助がそれを拾い、小さくなる三国先輩を見る



 「みんな・・・どうして」



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作品ジャンル:アニメ
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- 確かに、シリアスが無駄になる (2019年1月1日 22時) (レス) id: 7971f57184 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 朝日が出てきてからあんまり面白くない気がします…個人の意見ですけど、主人公の心情などが見たかったです。 (2017年8月30日 16時) (レス) id: fe7fcc0a70 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫苑 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年7月21日 13時

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