太陽は月を救うために

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　「そういうことか」

　「なにもしなければ俺達は俺達の未来を失うという訳か」

　「だあああ！！分からん！！わしらはどうせればいいんぜよ！？」


　 錦先輩が大声をあげる

　「なに簡単な事じゃよ

　 歴史の改変が固定する前にインタラプトまでタイムジャンプするんじゃ」

　「そうそして！我々の手でエルドラドの介入を阻止するんだ！！」

　「日本対アメリカの試合の始まる前の時点に行くって事？」

　「そう！僕等がアメリカチームと入れ替わってプロトコルオメガと戦うのさ！」

　「俺達もタイムジャンプするのか！」

　「なんかすごいことになってきました！」



　「俺！行きます！行ってサッカーを取り戻しましょう！

　 サッカーのない世界なんて嫌です！！」

　 天馬・・・


　「・・・天馬の言う通り！そんな世界絶対に嫌だ

　 自分の未来は、自分で取り戻そう！！」

　 皆が頷く

　「うむ、その意気だ！そして皆にはこの大監督ワンダバ様が付いている

　 なにも心配はない・・・」



　「「円堂監督よろしくおねがいします！！」」

　 私達は円堂監督の傍に行き、お願いする


　「ええ！！？」


　 ワンダバがずっこける

　「やっぱり雷門の監督といったら円堂監督ただ一人っしょ！」


　「フェイ、朝日、お前らにもメンバーとして参加してもらうぞ」

　「はい！」

　「任せてください！」


　「はりきるのは良いがアーティファクトはあるのか？」

　「アーティファクト？」

　「タイムジャンプに必要なんだ」

　「時間の分岐点、インタラプトに関係あるモノなら何でも良いんです

　 サッカーボールでも、ユニフォームでも」


　 うーんとみんなは考える

　「ん〜・・・あ！天城先輩試合見に行ったって言ったよね！チケットとかある！？」

　「そういえば！」

　 天城先輩はロッカーの中を漁る

　 出てきたのはあの試合の半券

　「これなら使える！そうですよねアルノ博士・・・てあれ？いない・・・」

　「いつの間に！？」

　 そこにアルノ博士の姿はなかった

　 いつ帰ったんだ・・・？


　「博士はお忙しい方だからな・・・」

　「そういう問題かよ・・・」





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