月は共に輝く (ページ39)

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　再び化身シュートを打たれる

　「魔神ペガサスアーク！！」

　松風が立ち向かうがボールの威力に負け吹き飛ばされる

　「マジン・ザ・ハンド！！」

　西園が止める

　もうキャッチすることすらままならなくなり

　跳ね返ったボールはフィールドを出た

　「よし、いいぞ信助」

　「うんっ」

　膝をつく

　『はっ・・・はぁっ・・・』

　「・・・、・・・っ」

　まずい、体力の消耗が激し過ぎる

　「松風、本当にこれでいいのか」

　「え」

　「こっちの化身は五体、むこうの化身は十一体だ

　このままだと・・・いずれ追い込まれるぞ」

　剣城の言葉に松風は笑顔で返す

　「大丈夫だよ！今は化身に化身をぶつけて相手の攻撃を防ぐ時だ

　相手はその内にきっと疲れる

　そこを突いて攻めればきっと同点に追いつけるさ！」

　そうだと信じて疑わない目

　その言葉に誰もなにも言わなかった

　『・・・』

　ドラゴンリンクのスローインで試合再開

　「来たぞ剣城！」

　「ああ！」

　剣城が化身を出す

　だがそれはすぐに消えた

　「っ・・・剣聖ランスロット！！」

　もう一度だすが、やはり消えてしまうランスロット

　(やっぱりあいつももう・・・)

　「戦国武神ムサシ！」

　剣城の代わりに錦先輩が化身を出して相手を防ぐ

　「錦先輩！！」

　両者の化身がぶつかり合う

　必死に耐える錦先輩を相手は嘲笑った

　「っ、すまんのう天馬・・・っもう、化身を、出す力がないぜよ・・・」

　先輩の化身は消え、相手に突き飛ばされてしまった

　「錦先輩まで！」

　「訓練を積んでいないお前達がそう長い時間化身を出せると思ったのか！」

　化身シュートを放たれる

　『っ月神アルテミス・・・！』

　シュートの前に立ち化身を出す

　だが、やはり消えてしまう

　『っくそ！アルテミス・・・アルテミス！！』

　出ない

　『・・・！』

　シュートはもうすぐ目の前に

　「魔神ペガサスアーク！！」

　『松風！』

　松風が私の前に立ち化身を出しシュートを防ごうとする

　「っああああ！！」

　『っぐ！！』

　だけどやっぱりこいつも力が底をついている

　あっけなく私もろとも吹き飛ばされてしまった

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