月は共に輝く (ページ36)

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　三国先輩に代わって西園が入る

　「頼むぞ信助！」

　「うん、任せて！」

　西園は化身使い、まだ希望はある

　「ＦＷ四人、全員が化身使いか」

　「まっこと恐ろしい攻撃力ぜよ」

　『どうする・・・またあんな化身シュートを連続で打たれたら・・・』

　「手はあります」

　松風に目を向ける

　「オフェンスをあげて相手のフィールド奥深くで戦うんです

　ＦＷにさえボールを回さなければ、きっとなんとかなります」

　「そう簡単に行くのか・・・」

　「リスクが大きい、もしカウンターアタックを受けたらどうするんだ」

　「そうだよ、どうするんだよ」

　「それは・・・」

　言葉に詰まる松風

　「いいんじゃないか、キャプテンは天馬なんだ！そのやり方でいこう」

　「車田先輩」

　「安心しな、抜かれても俺達が止めてやるよ」

　「そうじゃな、あれこれ考えても仕方ないきに今は勝つことだけを考えるぜよ」

　「ああ、そうだな」

　全員が頷く

　『・・・』

　「よし、いきましょう！」

　ドラゴンリンクのコーナーキックで試合再開

　霧野先輩が抜かれるが、車田先輩がボールを奪った

　(よし)

　ボールを取る私

　「今だ、皆上がりましょう！！」

　指示通りに上がる私達

　「行かせるか！！」

　私の行く先を二人が阻もうとする

　『倉間先輩！』

　倉間先輩にパスを送るもカットされる

　だがそれをなんとか拾う浜野先輩

　「よっしゃいくぜよ！」

　剣城にボールが渡る

　なんとか相手ＦＷにボールを渡さずにプレイできている

　このままいければいいが

　「松風！」

　ボールを受け取る松風

　「こいつっ」

　「そよかぜステップ！！」

　必殺技で相手を躱した松風はそのままＤＦを突破しキーパーと一対一に

　「うおおお！！魔神ペガサスアーク！！いっけええええ！！」

　化身シュートを打つ松風

　「図に乗るな虫けら共が！

　出でよ！賢王キングバーン！！キングファイア！！」

　そいつは松風の化身シュートをいとも簡単に止めた

　「「！！」」

　「まさか、キーパーまで化身使い！！」

　「お前は何もわかっていない」

　「！」

　「我らドラゴンリンクは１１人全員が

　化身使いだ」

　『！？』

　「なっ」

　ドラゴンリンクの全員が化身を出した

　『うそ、だろ・・・』

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