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今日もまた練習
「こっちぜよ!!」
「はい!!」
松風が錦先輩にパスを送る
それを受け取りゴールへ走る先輩
「錦先輩!!」
影山が先輩にパスを要求した
「影山!」
影山へ送ったボールはそのまま彼特有の声をあげながらシュートを打った
「うわっ!」
ゴールネットが揺れる
「よし!」
「いいぞ輝!」
「うん!」
昨日より連携が滞りなく通る
松風の指示も、なかなか良くなった
「夜月!」
『!』
ボールを受け取りドリブルする
「いかせないど!」
天城先輩、霧野先輩に囲まれた
なかなかにしつこい
「夜月!倉間先輩にパスだ!」
『!』
右サイドに倉間先輩
この配置、このタイミングなら
(届く)
倉間先輩にむけてパスを送る、見事渡った
「ナイスパス」
そのままシュートを決めた倉間先輩
「ナイスシュートです!倉間先輩!」
「おう」
「今の指示はなかなか良かったぞ、なぁ夜月・・・って、もう持ち場戻ってる」
私は皆の会話にはいることなく持ち場に戻った
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「はーい!今日の練習はここまでよ!」
音無先生がそう告げ、皆ベンチへ行きマネージャーからドリンクとタオルを受け取る
「お疲れ夜月」
『ん』
空野にタオルを受け取り汗を拭く
「天馬なかなかキャプテンらしくなってきたんじゃない?」
『・・・さぁね』
「え〜?そこは素直に誉めたらいいのに〜」
にやにやと私を見る空野
『・・・仕事に戻る』
「はいはい、あ、三国先輩お疲れ様ですドリンクとタオルどうぞ」
「ああ、ありがとう」
仕事に戻った空野を見送り、またドリンクを喉に流した
「今日もやるぞ」
「・・・うん」
『?』
剣城と松風がなにやらこそこそと話している
確か、昼休みもなにか二人でこそこそと話していた気がするけど
心なしかかすり傷が増えているような・・・
(ま、いいか・・・)
それよりさっさと着替えて病院行こう
面会時間間に合うかな
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