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夕方になり、河川敷でシュートを強化する私
『フレアバスター』
もう何十発目かのフレアバスターをゴールネットに撃ち込む
『はぁ、はぁ・・・っフレアバスター・・・！！』
撃ち込んだ後にバランスを崩し尻餅をつく
荒れる息を少しずつ抑えていった
(・・・こんなんじゃ、だめだ・・・)
こんなの、朝日じゃない
このままじゃ、本当に母さんに望まれなくなる
『・・・こわい・・・』
「大丈夫？白石さん」
『！？』
上から降ってきた声に振り向く
『松風・・・』
いつの間に・・・全く気が付かなかった
松風は心配そうに私を見て腰を下ろした
その隣にはコイツのペットなのだろう、犬がいた
「いつもここで練習してたの？」
『・・・』
「俺もよくここで一人で練習してたなぁ」
『なんか用』
「え、用、という用はない・・・んだけど・・・」
『じゃぁ帰れ、邪魔、ウザい、消えろ』
「ぅぐ・・・白石さんって見た目の割に本当に口悪いよね」
ほっとけ
「・・・フレアバスター・・・まだ打ち続けているんだね」
『・・・』
「・・・さっきこわいて言ってたのは、お母さんのこと？」
『！』
こいつの隣にいるのが嫌で立ち上がり
転がっていたボ−ルでリフティングを始めた
松風も立ち上がってさらに言葉を続けた
「ずっとそうやって苦しみ続けるの」
『・・・』
またいつしか聞いた同じことを吐く松風
『・・・いっただろ、私の望んだ結果なんだって』
「そうやってまた自分に嘘を言い聞かせるの！？
白石さん逃げてばっかで、一度もお母さんと戦ってないじゃないか！！」
『・・・あんた、いつもいつも何なの・・・？
私を怒らせたいなら、もうとっくに成功してるけど』
「そんなんじゃない・・・
でも！逃げてばっかじゃずっと暗闇に消えたままなんだよ！？」
『――っっうるさい！！』
「っあああ！！」
ボールを松風の鳩尾をめがけて強く打ち込んだ
吹っ飛び、その場に倒れてせき込む松風
『あんた、人の気持ち考えた事あんの？
なにも知らないくせに・・・これ以上私を責めないでくれ！！』
「責めてなんか・・・！」
『責めてるんだよ！！』
私の怒号が河川敷に鳴り響いた
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紫苑(プロフ) - ぴのさん» ありがとうございます！！ (2019年3月10日 22時) (
レス) id: 9097c1bd3d (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 紫苑さん» 79ですね。今まで読んだGO作品の中でも1番面白いので、訂正よろしくお願いします！ (2019年3月10日 17時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - ぴのさん» どこの話の誤字でしょうか？ (2019年3月10日 17時) (レス) id: 9097c1bd3d (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - 影山は影山零治ですよ (2019年3月10日 10時) (レス) id: 5f84d6c253 (このIDを非表示/違反報告)
小雨(プロフ) - 続編おめでとうございます！毎回毎回更新される度に読んでますよ！夢主ちゃんの心がどのように変化していくか本当に楽しみです！応援してます！！更新楽しみにしてますね！！ (2017年3月31日 15時) (レス) id: aee04df0c8 (このIDを非表示/違反報告)
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