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 『なに、してんの・・・』


  白石さんは心底驚いていて、どんどんと怖い顔になっていく


  俺と葵が白石さんの家に来たのは彼女が帰ってくるほんの30分前

  俺はどうしても、白石さんのサッカーへ思う気持ちが気になった

  だから本人に聞こうと思って家まで来た

  さすがに男子一人が女子の家に行くのは気が引けたから葵を連れて


  つくとまだ白石さんは帰ってきていなくて代わりに白石さんのお母さんがいた


 「そうだ、松風くんたちご飯食べていかない?」

 『え』

 「いいんですか!?」

 『ちょっと』

 「ふふ、ちょっと待っててね」


  そういって台所の方へ行った白石さんのお母さん

 「て、天馬天馬」

 「ん?ひい!?」

 『・・・』


  振り返るとさらに顔が険しくなっている白石さん

  た、確かにちょっと押しかけで入っちゃったけど・・・こ、こわい


 『・・・余計なことは何も言うな、飯食ったらさっさと帰れ』

 「は、はい・・・」

  あ、いやいや本来の目的!

 「あの!白石さん」

 「さぁ召し上がれ!」

  白石さんのお母さんの声で遮られた

  目の前に運ばれたおいしそうな料理

 「育ち盛りだものね、ちょっと足りなかったかしら?」

 「いえ!十分です!いただきまーす!」

 「いただきます」

 『・・・いただきます』


  おいしい!!

 「すごくおいしいです!」

 「そお?ありがとうね、ふふ」

 『・・・』

 「・・・?」

  白石さん、元気ないな・・・

  というか、学校の時とはちょっと雰囲気違うというか

 「松風くん達はこの子と同じサッカー部なのよね」

 「はい!」

 「ふふ、サッカー楽しい?」

 「楽しいです!」

 「そう」

  優しそうなお母さんだな

  白石さんは母親譲りなのかどことなく似てるけど

  正直彼女と違ってとても穏やかそうな人だ

 「この子ったらサッカー部での話全くしてくれないの

  やっぱりこの年は難しい年ごろなのかしら・・・?

  私はお仕事が忙しいから、あまり甘やかしてあげられないんだけど」

 『・・・』

  白石さんはずっと無口のままだ

 「昔はね、周りの誰よりもサッカーが大好きで

  ずっとサッカーボールを離さなかったのよ」

 「!」

  白石さん、やっぱり俺たちと同じでサッカーが好きなんだ


 「ね、朝日」

  朝日

  そういっておばさんは白石さんを見た


 「え?」



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作品ジャンル:アニメ
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紫苑(プロフ) - 煌藍-kourann-さん» マジでしたありがとうございます (2017年3月31日 14時) (レス) id: 26c430ab18 (このIDを非表示/違反報告)
煌藍-kourann-(プロフ) - 最初のアツシ生きてるよの所アツシじゃなくてアツヤですよ〜 (2017年3月31日 13時) (レス) id: 50e247090e (このIDを非表示/違反報告)
柊那 - この小説はじまったばかりですか大好きです!楽しみにしてます!更新頑張ってください(´∀`) (2017年3月27日 19時) (レス) id: 6886eff87c (このIDを非表示/違反報告)
小雨(プロフ) - どんなお話になっていくか楽しみです!!文も読みやすくて…!更新がんばってください!楽しみにしてます! (2017年3月27日 12時) (レス) id: aee04df0c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫苑 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年3月19日 19時

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