２３ ページ25
・
「みんな知っていると思うけれど、一応自己紹介をしておきましょうか」
音無先生が私を部員たちの前に出す
一気に集まる視線
『・・・白石夜月』
「「・・・」」
暫くの沈黙
「・・・え、それだけ？」
『・・・』
「他にもなにか言いたいこととか、ない？」
『特に』
「そ、そう」
顔を引きつる音無先生
「おい、一年のくせに先輩に対してあいさつもなしなのか」
肌の黒い頭に目玉の父親を乗せていそうな髪型の男子が睨んできた
『・・・』
「・・・」
『・・・』
「な、なんだよ」
『・・・先輩だったんですね、小さいから同学年だと思ってました』
「なっ！んだと！」
更に目を鋭くする先輩
「倉間落ち着けよ、その内伸びるって」
「黙れ浜野！！」
この程度で怒るとは、余程短気なのだろうか
「強気なのはいいことだ、これから宜しくな白石」
ブロッコリー先輩がにっかりと笑う
「ポジションはどこだ」
『・・・ＭＦ』
「そうか、よろしくな」
微笑む神童キャプテン
前と違って随分と雰囲気が変わった気がする
不意に肩に手が乗る
円堂監督だ
「白石には今後の試合も出てもらう、皆と連携が取れるようにしっかりな」
「でも監督、ホーリーロードは男子限定じゃ」
『・・・許可はちゃんと取ってある』
ポケットから許可証を出し全員に見せる
「これなら問題ないな、白石がチームに加われば次の試合も勝てるはずだ」
(・・・変に期待してほしくねえんだけど・・・)
「よし、練習を始めるぞ！」
「「はい！」」
『・・・』
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 186人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫苑(プロフ) - 煌藍-kourann-さん» マジでしたありがとうございます (2017年3月31日 14時) (
レス) id: 26c430ab18 (このIDを非表示/違反報告)
煌藍-kourann-(プロフ) - 最初のアツシ生きてるよの所アツシじゃなくてアツヤですよ〜 (2017年3月31日 13時) (レス) id: 50e247090e (このIDを非表示/違反報告)
柊那 - この小説はじまったばかりですか大好きです！楽しみにしてます！更新頑張ってください(´∀`) (2017年3月27日 19時) (レス) id: 6886eff87c (このIDを非表示/違反報告)
小雨(プロフ) - どんなお話になっていくか楽しみです！！文も読みやすくて…！更新がんばってください！楽しみにしてます！ (2017年3月27日 12時) (レス) id: aee04df0c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
