弱虫ヒーロー３ (ページ7)

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　同時刻

　敵連合のアジト

　そこはバーだった

　黒霧がバーに入り、死柄木に話しかける

黒「本当に彼らのみで大丈夫でしょうか？」

死「うん」

　死柄木は写真を二枚見ながら会話を続ける

死「俺の出る幕じゃない

　ゲームが変わったんだ今まではさＲＰＧでさ

　装備だけ万端で・・・

　レベル１のままラスボスに挑んでた

　やるべきはＳＬＧだったんだよ

　俺はプレイヤーであるべきで

　使えるコマを使って

　格上を切り崩していく・・・」

　死柄木が見ている写真の一つは

　体育祭での爆豪の写真だった

死「その為まず超人社会にヒビを入れる

　開闢行動隊

　奴らは成功しても失敗してもいい

　そこに来た(・・・・・)って事実がヒーローを脅かす」

黒「捨てゴマですか・・・」

死「バカ言え！

　俺がそんな薄情者に見えるか？

　奴らの強さは本物だよ

　向いている方向はバラバラだが

　頼れる仲間さ

　法律(ルール)で雁字がらめの社会

　抑圧されてんのはこっちだけじゃない・・・

　成功を願ってるよ」

　死柄木は薄気味悪く笑った

　そしてもう一枚の写真をみる

　黒霧も今回の目的の一つをみていう

黒「・・・"彼女"は、本当に誘わなくていいのですか？」

死「こいつは必要ない

　あいつにはちゃんと自分が”ガラクタ”って教えないとな」

　写真の少女は

　不破刹那だった

　死柄木は憎しみを込めていう

死「”先生”の期待に応えるのは俺だ」

　それは嫉妬でもあった

死「だからあいつはいらない」

　少女の写真が塵となり机に落ちる

黒「不破刹那・・・残念ですね

　昔は可愛がっていたのですが

　きっと、もう二度と会うことはありませんね」

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