弱虫ヒーロー３ (ページ35)

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貴女ｓｉｄｅ

　あれから足を進め

　発信機の示す場所に着いた私達

切「ここがアジト・・・いかにもだな！」

百「わかりません・・・ただ私が確認した限り

　敵は丸１日ここから動いていません

　敵がいるからといって爆豪さんがいるとは限りません

　私達が今どれだけか細い情報でここに立っているか冷静に考えてみて下さい」

飯「耳郎くんや葉隠くんのようなスニーク活動に秀でた者はいない

　少しでも危険だと判断したらすぐ止めるぞ、友であるからこそ

　警察への通報も辞さんからな・・・！」

緑「・・・ありがとう飯田くん、出来る範囲で出来ること・・・考えよう」

　と、ブツブツと考え出した緑谷くん

切「久々に見るなブツブツ」

百「緑谷さんって感じですわ」

貴『なんか・・・安心・・・』

　発信機の示すのは廃倉庫

貴『・・・電気は点いていない

　中に人はいる感じはしないけど

　地下があるって考えもある・・・

　あいつ等のアジト、悪役らしく、窓のない薄暗い所ばっかりだったから』

轟「そうか」

緑「木を隠すなら森の中・・・廃倉庫を装っているワケだな

　正面のドア、下に雑草が茂ってる・・・他に出入り口があるのか？

　どうにか中の様子を確認できないものか・・・」

貴『鍵は、古いタイプだし・・・道具があれば開けられるよ？

　あとは、八百万さんに協力してもらって

　最小限の音しか出ない小型爆弾つくって壊すとか・・・』

飯「君はそんな技術まで持っているのか」

貴『一時期爆弾魔になりかけたこともあったしね・・・』

　「おい」

　背後から声をかけられる

　一瞬冷や汗をかくが

　「ホステス～！何してんだよホステス～！俺たちと飲みましょ～」

　相手が酔っ払いだったことに安堵した

飯「パッ、パイオツカイデーチャンネー」

緑「オッラァ」

貴『こ、コッラァ！』

轟「一旦離れよう」

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