弱虫ヒーロー３ (ページ19)

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轟ｓｉｄｅ

　敵を追いかける俺たち

轟「ちくしょう速え！あの仮面・・・！」

麗「飯田くんいれば・・・！」

緑「諦めちゃ・・・ダメだ・・・！！

　っ・・・！追いついて・・・取り返さなきゃ！」

障「しかしこのままでは離される一方だぞ」

緑「麗日さん！！僕らを浮かして！早く！」

麗「！」

　緑谷は何か策があるのか麗日に指示を出す

緑「そして浮いたら僕らを蛙吹さんの舌で思いっ切り投げて！

　僕を投げられるほどの力だ！すごいスピードで飛んで行ける！

　障子くんは腕で軌道を修正しつつ僕らを牽引して！

　麗日さんは見えている範囲でいいから奴との距離を見計らって解除して！」

障「成程、人間弾か」

麗「待ってよデクくん、その怪我でまだ動くの・・・！？」

　確かに・・・こいつもう気を失っててもおかしくねえハズだぞ・・・

轟「お前は残ってろ痛みでそれどころじゃあ・・・」

緑「痛みなんか今知らない、動けるよ・・・早くっ！！」

轟「・・・！」

　緑谷の必死さに、不破の顔が出てくる

麗「・・・！デクくんせめてこれ・・・！」

　脱いだ上着で緑谷の両腕に添え木をする麗日

麗「いいよ、梅雨ちゃん」

　俺たちを浮かし、蛙吹の舌に巻き付かれる

蛙「必ず３人を救けてね」

　物凄いスピードで飛ばされる俺たち

　「おおおおおお！？」

轟「追いついた！！！」

　「！？」

　仮面敵に追いつく

　そしてそれと同時に麗日の無重力化が解除された

　敵に乗り、落ちていく俺たち

　その着地した先には

　「知ってるぜこのガキ共！！誰だ！？」

　敵たちが集まっていた

　「ミスター。避けろ」

　「！ラジャ」

　俺達に向けてつぎはぎだらけの男から放たれる炎

　避けるも炎が少し掠る

緑「うあ゛！！」

　だが緑谷と障子は少しあの炎をくらった

　「死柄木の殺せリストにあった顔だ！そこの地味ボロ君とお前！なかったけどな！」

轟「！」

　襲ってきた敵に向けて氷結する

　「熱っつ！！」

　敵たちが次々と襲ってくる

　くそ、早く、早く３人を・・・！！

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