従兄の大兄さんに紹介されて入居した先はアイドルの住む寮でした (ページ47)

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貴女ｓｉｄｅ

貴『黒田～？おーい黒田ー』

　夏休みに入りただいまエンジョイ中の私

駆「あ、結さんどうしたんですか？」

貴『あ～師走、黒田見なかったか？』

駆「黒田？」

貴『臭いから風呂で洗ってやろうと思っていたんだけど』

駆「あ～・・・」

　黒田はどうやら風呂が嫌いみたいだな

貴『よし、じゃぁ黒田風呂入れんのやめるか』

駆「えぇ」

貴『まぁ、もうすぐ餌の時間だし』

黒(ヒョコ

駆「あ、黒田」

　飯につられてか隠れていた黒田が出てきた

　そしていつも通り私の足元に来た

　その眼はご飯くれと頼んでいるようでどこかかわいらしい

貴『よっと』

駆(黒田持ち上げた！)

貴『さて、じゃぁちょっと風呂場に行こうか』

黒(ビクッ

　突然暴れだす黒田

貴『いいのか～、今逃げたらお前は飯が食えないぞ～

　ましてや風呂に入らない限りお前は一生飯抜きだ』

駆(それ軽く動物虐待！)

黒(ぶるぶる

貴『はい、きれいになりました』

恋「なんか黒田げっそりしていませんか！？」

貴『いや、べつになにも』

駆「目をそらしながら言わないでください！」

　別にちょ～っとお話してただけだし←

貴『まぁ、若干トラウマ埋め込んでもすぐにトリミング王子皐月が癒すから』

恋「トラウマっていった！トラウマって言った！」

貴『うるさい』

葵「トリミング王子って」

貴『卯月が言ってたからな』

　黒田をトリミングしている皐月はどこか苦笑い

　いい名前だよ、トリミング王子

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