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貴女side
貴『?なに、この重たい空気』
勲「・・・いや、ちょっと暗い話をしていただけだよ
お遣いご苦労さん、さ、そろそろ行こうか」
始「!どこかいくんですか?」
貴「・・・ちょっと大切な人に会いに」
寮を出て大兄さんの車に乗る
そして向かう先は
貴『久しぶり、母さん』
母が眠っている墓地
今日は母さんの命日だ
3人で墓を掃除し、さっき買ってきた花などを置く
線香をさし手を合わせた
あれから11年か・・・
今でも後悔が私の中に残っている
貧弱で、泣き虫で何もできなかった私
そんな私をいつもいつも笑顔で傍にいてくれた母さん
やさしくて、きれいで、大好きな人
だけど、あの日母さんは私を庇い死んだ
だんだんと冷たくなっていく母さん
ずっとずっと泣いていた私
そんなときまで、母さんは笑っていた
ずっと強くなりたかった
私の願いは切なくも母を犠牲に叶えられた
貴『・・・・・・・・・・・・ごめんなさい・・・』
大「!」
勲「・・・」
父さんは何も言わず私の肩に手を置く
勲「それじゃぁ皆さん娘をよろしくお願します」
隼「いえいえ、ぜひまた来てください」
勲「ありがとう、結ちゃん寂しくなったらいつでもパパに会いに来てね♡」
貴『キモイ、♡付けんないい年して』
勲「これが反抗期というやつかな、大」
大「え、あはは・・・」
大兄さん困ってるし
すると突然頭にデカイ手
貴『!』
勲「元気でな」
父さんの手は・・・
貴『ん・・・』
あったかくて好き
新「お、なんだ〜?パパいなくなって寂しいのか?」
貴『ちっげーよ!!』
陽「お?図星?図星だな!」
貴『・・・』
「「ぎゃあああああ!!」」
涙「・・・痛そう」
始「自業自得だな」
・
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ありす(プロフ) - これはマジで神作品です。最近また読み返しに来ました! (2017年4月2日 3時) (レス) id: 244db5b88e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫苑 | 作成日時:2015年6月13日 22時