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貴女side

  長月の熱はそれほど高くはなかった

  私と同じく1日中寝てれば多分明日には治るだろ

貴『あー、大兄さん?私だけど、長月が風邪引いた

  うん、多分私のまるごと・・・とりあえず今日の仕事とか休ませた方がいいよ』


  大兄さんに長月の事を伝え終え電話を切る


夜「ありがとう・・・昨日と立場逆だね」

貴『だね、まぁ、昨日のお礼も兼ねて面倒見るから』


  移さしたの私のせいでもあるし


貴『あ、お粥、梅と卵どっちがいい?』

夜「じゃぁ、卵で」

貴『ん、作ってくるから寝てろよ』



  共有ルームの台所使うか

  あそこの冷蔵庫何でもそろってるし




陽「夜お前の風邪貰ってんだって?」

貴『情報お早いようで』

陽「大ちゃんから全員にメール送られてきた、なに?夜のお粥作ってんの?」

貴『うん、私の部屋に材料無かったから、ここで作ってる』

陽「料理できたんだな」

貴『なめんなよ、これでも家事全般はできんだぞ』

陽「ふ〜ん、なんかお前の場合男飯できそう」


貴『父さんと大兄さんには絶賛されてるんだからな』

陽「へ〜、あれ?お前の母親は?」

貴『・・・』


  野菜を切っていた手を一瞬だけ止める

  止まった手を無理矢理動かす


貴『6歳くらいの時、星となりました』

陽「!・・・わりぃ・・・」

貴『いいよ、別に・・・あ、卵出してくんない?』

陽「・・・あいよ」

  暗くなりがちな雰囲気は飯をまずくするからな


  なるべくいつも通りに話しかける








貴『ほら、お粥できたから、食べれるだけ食べな』

夜「うん、ありがとう」

貴『火傷すんなよ、水と薬ここ置いておく

  私ちょっと買い出しいかないといけないから

  なんかあったら葉月呼べよ』


夜「うん、いってらっしゃい」

貴『ん』




  さっさと帰って来よう


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ありす(プロフ) - これはマジで神作品です。最近また読み返しに来ました! (2017年4月2日 3時) (レス) id: 244db5b88e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫苑 | 作成日時:2015年6月13日 22時

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