従兄の大兄さんに紹介されて入居した先はアイドルの住む寮でした (ページ18)

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貴女ｓｉｄｅ

貴『父さんからの届け物じゃない』

　朝、大兄さんから起こされて何事かと思うと私に届け物だ

　差出人はとあるネット通販会社から

　ネット通販なんて使った覚えはないけど・・・

　箱を開ける

貴『・・・』

　なにこれ・・・

　コスプレセット・・・？

　・・・・・・・・・・・・・・・

　そういや文月さんが言ってたな

　霜月について

　犯人が分かり箱を持って部屋を出る

貴『霜月いいいいいいいい！！！』

隼「ん？」

貴『なに意味の分からんもん私の所に送ってんだ！！』

　箱を霜月に向かってぶん投げる

　チッ、避けたか

海「隼またお前ネット通販か・・・」

郁「こ、コスプレセット・・・！」

隼「ごめんごめん、でも着てみるといいじゃないか

　案外似合うかもしれないよ？」

貴『・・・』

隼「痛いよ、始のアイアンクロー並に痛いよ結」

海「まぁまぁ、落ち着け結」

貴『っく』

　渋々霜月から手を放す

隼「も～、僕の頭が潰れたらどうするんだい？」

貴『～～っ』

夜「結、我慢、我慢だよ」

隼「それよりも、どうして結は僕と仲良くしてくれないのかな？」

郁(自覚無いの！？)

海「うん、隼また回し蹴りされたくなかったら黙ろう、お前のためだ」

貴『・・・』

　あ”～～～～っイライラする！！

　こちとらさっきから頭痛いわ、体だるいわで大変なのによ～

　コイツといても疲れるだけなので戻ろうとすると

隼「あ、結紅茶入れてくれないかな？」

　ブチッ

貴『てめーいい加減に―――・・・』

　しろ・・・よ・・・あれ？

　霜月に跳び蹴りを入れようと振り返って体勢をとろうとした時

　視界が歪み、バランスを崩す

　だんだんと意識が遠のいていく中

　皆の声が聞こえた

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