月々の恋【ツキウタ。短編集】

【長月】ここじゃなければいい（藍乃様リク） ページ22

貴女ｓｉｄｅ




貴『ふ、ぅん・・・よるくっ』

夜「ん・・・」



　 暗い理科準備室


　 そこに制服を少しはだけさせられた私と


　 先ほどから激しくキスしてくる夜くん



　 正直に言うともう立っているのがつらくなってきた



貴『っは！・・はぁ・・・はぁ・・・』

夜「ん・・・ごめん、大丈夫・・・？」

貴『・・・大丈夫に、みえる？』

夜「ごめん・・・止まらなくて・・・」



　 今は放課後だからよかったものの


　 誰か来たらどうする気だったんだろうか


貴『っちょ・・・夜君！』

夜「んっ・・・」


　 胸元に印をつけられる


　 これだけじゃない、さっきから３回もつけられている


貴『っ、どうしたの？今日、夜君おかしいよ』

夜「はぁ、うん・・・ごめん」



　 私を抱きしめる彼


夜「最近、仕事続いててなかなか会えなかったから


　 A不足で・・・今日は充電しよう、かと」

貴『じゅ、充電って・・・激し過ぎだよ・・・』

夜「ごめん・・・最初は軽くだったんだけど・・・止まらなくて」

貴『確かにまだ収まってないみたいだけど・・・』


　 夜君は抱きしめながらも私の太ももを触っていた


貴『ここは学校です！』

夜「うっ・・・」

貴『わ、私だって寂しかったよ

　 もっと夜君と会いたくて、抱きしめたりしたかったけど


　 場所を考えてよ・・・』



　 こっちはいつ人にばれるかとはらはらした


夜「・・・」

貴『夜君？』


　 夜君が何かを考える素振りをした



夜「ここじゃなければいいんだね」



貴『え』



　 夜君の目が妖艶に光った



夜「今日家誰もいないんだ」

貴『よ、よよよ夜さん！？』



　 ま、まさか



夜「家だったら問題ないよね」



　 思考が停止した私の服を夜君は整え



　 私たちは夜君の家へと向かった







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