月々の恋【ツキウタ。短編集】

【霜月】懐いてくれない理由（猫雨様リク） ページ11

貴女ｓｉｄｅ


貴『・・・隼ってさ』

隼「ん？」

貴『動物にめちゃくちゃ好かれるよね・・・意外に』

隼「意外とはひどいなぁ」



　 とにこにこ笑う彼


　 その方には白田


貴『仲がよろしいことで』

隼「ふふ、嫉妬かい？」

貴『なんで』

隼「ふふ、でもそういうAだって好かれるじゃないか」

貴『まぁね』


　 ヤマトが足元によって来る

　 それを持ち上げて膝に乗せる私


　 ちなみに私たちの座っているソファの周りは動物たちに囲まれている


　 ディアブロは・・・動物に入るのかな？



　 ・・・一応入れてあげよう



貴『・・・』

隼「♪」


　 白田を優しく撫でる隼



　 いいな


　 隼に撫でられる白田も羨ましいけど



貴『白田に好かれたいっ

　 なんで私には懐いてくれないのよー！』

隼「こらこら、お姫様がびっくりしてるよ」

貴『ぐっ』


　 白田はなぜか私には懐いてくれない


隼「Aはそんなにお姫様に好かれたいのかい？」

貴『好かれたい！撫でたい！


　 だって白田きれいだし白いし可愛いし可愛いもん』

隼「ふーん・・・？」

貴『白田〜、おいでぇ〜・・・』


　 ・・・


　 ・・・・・・




隼「よしよし、泣かない泣かない」

貴『なんで隼ばっかり・・・魔王なのに』

隼「白くて可愛くてきれいなものならここにもいるでしょ？」

貴『・・・どこに』

隼「君の彼氏♡」

貴『モフモフじゃない、キレイはあってもかわいくはない』

隼「厳しいなぁ」


貴『大体！なぜ白田は私に懐いてくれないの！』


　 他の子たちはこんなにも懐いてくれるのに


　 と、黒田とヤマトで傷ついた心をいやす



隼「ふふ、僕はその理由を知っているよ？」

貴『え！？何！？何が原因なの！？』

隼「秘密♪

　 けどAはお姫様と仲良くなるのは難しいかもねぇ」

貴『なんでよ！？』


　 それ以降、隼は答えてくれることはなかった



　 何が原因なんだ白田姫




隼(僕とAがラブラブだから

　 お姫様はAに嫉妬しているんだよね♪)




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