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貴女ｓｉｄｅ
来たのは雪が積もる公園
人は私と坊ちゃんだけ
貴『あの、坊ちゃん・・・』
隼「これで、少しは自由になったかな」
貴『―――ッ、ありがとうございます』
また、恩を作ってしまった
隼「ふふ、久しぶりだね
ごめんね、君と会うのはこの件が終わってからにしたかったから」
貴『・・・でも、私はもう坊ちゃんの側近ではありません
私も、雪月の血が流れている人間です
恐らく、当分は私に雪月の名がある限りまともには暮らせないでしょう』
隼「じゃぁ名前を変えればいいんだよ」
貴『・・・偽名、ですか？』
隼「違う違う！」
坊ちゃんはいつもよりも楽しそうな顔をする
隼「今すぐは無理だけど、僕と結婚すれば”霜月”になれるよ」
貴『・・・
・・・・・？
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・！・・・・・・・・・・・・・？
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁ！？』
隼「反応遅いよ」
貴『え、あ、あの・・・？』
隼「・・・僕は本気だよ
ずっと、玲が好きだったんだから」
貴『でも、私は・・・』
隼「血なんて関係ない
それに玲はあの人達みたいな子ではないでしょう？」
貴『私には！』
隼「おこがましいとかじゃない
君は今自由なんだよ？
もう自分を嫌う理由も、僕の命令に従う理由もない
今はもう玲は普通の女の子
君の気持ちで答えてほしいんだ」
私の手を掴む坊ちゃん
あの時よりも、とても大きくなった手
華奢だと思っていた手はもう大人の男性の手だ
貴『・・・いいんですか・・・？』
隼「うん」
貴『こんな私が、坊ちゃんを好きでもいいんですか・・・？』
隼「うん」
貴『私が、霜月を名乗ることになってもいいんですか？』
隼「うん」
その日
私たちの思いは叶えられた
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来栖陽香 - 全て貴女の作品は読ませていただきましたー！サイコー！年中組とか隼とかもうどれもこれも大好きです！ (2018年4月7日 0時) (
レス) id: 7994e6e6e4 (このIDを非表示/違反報告)
来栖陽香 - すっごくサイコーでした！凄いです！隼がムッチャカッコいい！ (2018年4月7日 0時) (レス) id: 80d081b0b2 (このIDを非表示/違反報告)
藍川しの - 隼様尊い…わたしも頑張らねば！ (2016年7月29日 9時) (レス) id: b76ffdf538 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - 完結おめでとうございます！！隼様ぁぁぁ(号泣) 新作のかけるんのお話も楽しみです！！ (2015年11月11日 12時) (レス) id: a41f684e5b (このIDを非表示/違反報告)
真響 - 今回も楽しく読ませていただきました！隼さまかっこ良すぎです(*^^*)かけるんも凄く楽しみです♪学業も更新も、応援しています！！ (2015年11月11日 8時) (レス) id: 9b66ffee4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑
| 作成日時：2015年10月18日 16時
