誰か俺に二次元ＬＯＶＥ少女の攻略方法を教えてください。

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葉月ｓｉｄｅ



陽「あ〜、今日は仕事もねーし、暇だ〜」

夜「だったら、寮にいないで実家帰ってればいいのに

　 ２日しか休みなくても、伊月さんなら向うにいるのに」


　 只今夏休み


　 今日は仕事もなく


　 実家に帰ることもなくツキノ寮でだらだら


　 正直めちゃくちゃ暇だ


陽「あ〜、あいつなら今日コミケに参加してるってよ」

夜「あ〜、そういえば張り切ってたね」

涙「コミケってなに？」


　 傍でヤマトとじゃれていた涙が話に入る

夜「えーと」

陽「コミックマーケットとはコミックマーケット準備会が主催する

　 世界最大規模の同人誌即売会のことだ

　 ちなみにコミケはそのコミックマーケットの略な」

夜「詳しいね」

陽「誰かさんのおかげで」


涙「どうじんし・・・？世界・・・すごいんだね」

陽「確かもうそろそろ始まる時間・・・」


　 ♪〜♪〜


陽「？梓だ」

夜「よかったね」

陽「・・・なんかデジャブ感を感じる」


　 ケータイを耳にあてる


貴『陽さあああん！！！』


陽「ッッ！っるさい！どうした！！」

貴『今東京にいますかああ！？』

陽「いちいち叫ぶな！いるけど」

貴『助けてください！！』


陽「・・・」




　 やっぱデジャブだ









貴『いや〜会場まで来てどうもスイマセン〜』

陽「うおッ、すごい大軍勢だなここ」

貴『あはは〜実はですね、売り子の人がお一人来れなくなりまして〜』

陽「・・・そのいかにもコスプレって服は何だ」

貴『今日来れない売り子さんの代わりに陽さんに売り子頼もうかと』

陽「やだ」

貴『お願いしますよ〜！

　 こういう服いつもアイドルの仕事で来てるじゃないですかぁ！』

陽「あれはあれ、これはこれだ！」


貴『もう男の人で頼れるのあなたしかいないんですよー！』

陽「っ」

貴『お願いします・・・』

陽「・・・」





　 結局このうる目上目遣いに負けた




　 あれは反則




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