誰か俺に二次元ＬＯＶＥ少女の攻略方法を教えてください。

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葉月ｓｉｄｅ




夜「それじゃぁ、２人ともばいばい」


貴『さようなら、また明日』

陽「じゃな〜」


　 放課後


　 教室にいるのは


　 委員長の仕事をしている梓


　 その手伝いをやっている俺のみ


貴『いや〜今日は仕事が少し多かったので助かりますよ〜陽さん！』

陽「別に、家帰ってもヒマなだけだし」

貴『陽さんはチャラ男なのにとても優しくて義理堅い人ですよね〜

　 ギャップ萌え？』

陽「別に手伝っているのはお前だか・・・」

貴『幼馴染の夜さんは草食系男子風ですし！

　 これは薄い本にすれば売れますよ！おいしいです！


　 チャラ男×大人しめ男子


　 うん、今度の漫画のネタにしよう！

　 はっ！でも夜さんがロールキャベツ系男子という確率も！！


　 そうしたら陽さんは受けに！！お〜またネタが増えた！メモメモ』


陽「やめてくれ」


　 コイツ相変わらずフラグ折るの上手いな


　 いい加減に話題を変えないと俺と夜のカップリングが出来てしまう


陽「そーいえば、梓はなんで委員長なんかやってんだ？

　 早く帰れば漫画の原稿やら絵チャ会とやらに参加できんだろ？」


貴『それは・・・』


　 おぉ、真面目な顔した


　 もしや委員長になることに関しては特別な思いが




貴『委員長萌えだからです』(真顔)


陽「」



　 なかったわ


　 １秒でその考えにたどり着いてたのに


　 他の可能性を１つ２つ考えていた俺はバカでした。(作文)



陽「お前ってホント見た目詐欺だよな」

貴『よく言われますけど私としてはギャップがあって面白いと思います』

陽「はいはい、ほら、こっちの仕事終わったぞ」

貴『私も終わりました、教室に置いとけと言っていたのでもう帰りましょう』



　 一緒に帰りましょうと、鞄を持って俺を待つ梓


陽「・・・」


　 胸が過鳴りつつも平静を装い俺は梓と教室を出た



　 夕方、セミの声が鳴り響いた





貴『あ、あの女の子！ニーソですよ！うわぁ！あの絶対領域を撮りたい！』


陽「やめなさい」



　 モノローグが台無しだ



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