誰か俺に二次元ＬＯＶＥ少女の攻略方法を教えてください。

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貴女ｓｉｄｅ





　 夏休みが明けて数日が経ちました



　 陽さんがおかしいっす



陽「梓〜一緒に帰ろうぜ」

貴『あ、はい

　 えっとぉ、夜さんは・・・』

陽「委員の仕事で遅くなるってよ

　 なに２人きりじゃ嫌？」



　 嫌とは言わせねーぞ


　 なぜかそういっている気がした

　 いや、顔が確実にそういっている


　 てか上目遣いやめろ



　 このイケメンが！！！



貴『嫌じゃないですよ！ささ！帰りましょう帰りましょう！』

陽「ん♪」



　 学校から出て２人で歩く


陽「もうちょっとこっち寄れよ」

貴『え、あ、はい』


　 陽さんが自ら車側の方を歩く


　 しかも


貴(距離近ッッ！！)


　 どうした陽さんよ


　 前はそんな積極的じゃなかったろ



　 刹那、甘くて香ばしい匂いがする


　 こ、この匂いは！！


貴『クレープ！！クレープですよ！！』

陽「お、ほんとだ

　 食べてく？」

貴『食べましょう食べましょう！』


　 陽さんと一緒にクレープを注文する

貴『ふお〜！大好物のクレープ様だ〜！ありがたや〜！』

陽「大袈裟だな」


　「今日はカップルは半額になってるんですよ」

貴『マジですか！』

陽「・・・」




貴『♪〜いや〜おいしかったですね〜』

陽「・・・」

貴『？？陽さん？』


　 陽さんがさっきとは真逆に黙っている


貴『どうしました？クレープまずかったですか？』

陽「俺等ってさ・・・」

貴『？』


陽「カップルなの？」




　 ・・・・・・・は？


貴『あっはは！そんな訳ないじゃないですか〜！

　 ただお店の人が私達の事をカップルだと勘違いしてくれたおかげで

　 クレープ半額にしてくれたんで、ちょっと悪いけど騙そうかなって』

陽「俺の気持ちは考えずに？」


貴『え？陽さ、―――ッッ！！』


　 壁に体を押し付けられる


陽「俺の気持ち、考えてよ」


　 陽さんの声はとても低くて


　 陽さんの顔はとても怖くて


　 陽さんの目はとても怖かった


貴『っ』



　 パターン青激おこぷんぷん丸です





　 こんな時にもヲタ語を出す私の頭はどうかしている






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