【企画】あったら良いなって思うけど管理出来ないから企画案だけまとめる

【復讐の魔導師】 ページ43

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【プロローグ】

村が火の海に呑まれる中


学院魔導士達の攻撃に対応出来るものは少なく



偶然にも隣村に出ていた村一番の魔導師と、その幼い弟子達を残して





村は、一晩で灰となった。






【世界観】

全ての人類が少なからず魔力を持ち、当然のように魔法が日常に組み込まれた世界で

人々の憧れの職業は、魔法を駆使し、国に仕える『魔導士』であった。



『国立魔導学院』
国に仕える優秀な魔導士を育成するその学院は、

強大な魔力を持つ者だけが入学を許される、憧れの学校とされており

国を繁栄させるため尽力を尽くしてくれる魔導士を、多く輩出していた。



しかし、それだけではなかった。


一見きらびやかな魔導士の裏の仕事内容は、『国に仇なす物の排除』。


国立魔導学院が裏で行っていたのは、
その予行練習とした『国立魔導学院の脅威に成りうる存在の排除』だった。




……五年前の悲劇は、学院の予行練習によって齎された。



とある村に、腕がたつと評判の魔導師が一人、
弟子をとり魔法を教えていた。


国立魔導学院を首席で卒業しながらも
正義感が強く、国に仕える事を拒んだ彼の存在を予てより疎ましく思っていた学院は

予行練習として、学院魔導士に奇襲をかけさせたのだ。


しかしその晩、標的とされた魔導師は弟子達と隣村へ出かけており

その事を知らない学院魔導士は村人を皆殺しにし、村人達と共に村を全焼してしまった。



3日後、隣村から帰った魔導師と弟子達の瞳に映ったのは

見るも無残な灰の山だった。




友人、両親、親戚、

魔導士によって全てを奪われた彼等は



魔導学院への恨みを糧に、魔導師の五年間の修行を経て



『内側から奇襲』をかける為に


今日、国立魔導学院へ入学をする。





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