あんたが主人公なら、私は悪役になってやるpart2【ハイキュー】

40悪役 ページ12

日向side





突然大きな声で叫んだA


今までこんな大きな声だした、Aを見たのは初めてだった


自分がビクッとしたのがわかる






「……日向には……本当に関係ないから、さ……
本当に大丈夫だから……」

「……なんでこっち見ねぇんだよ」

「別に……」

「なら、こっちみろよ」





ずっと下を向いたまんまだ



公園にきてからずっと





「なぁ、なんでこっち見ねぇんだよ」

「別に……」





ずっと下を向いたまんまのAの肩を掴み、無理やり向き合わせる



顔をみると


下唇を噛み、悲しそうな顔をしていた


若干目が潤んでるようにもみえる





「A……お前……！」




Aは、俺の手を払い立ち上がる




「ごめん、もう親帰ってくるから……
帰んないと……」

「そ、そうか！
今日は、ほんとごめんな」

「大丈夫
じゃ、またね」

「お、おぅ！」






家に向かって歩き始めるA






今日、話したことは無駄じゃない


無駄なんかにしない……！！

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