💎Diamond (ページ33)

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佐久間side
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電話越しに微かに聞こえるのはAの声だった

すかさず康二がスピーカーにすると

『こ、こじぃ、…たす、たすけて…』

Aの震える声が聞こえた

深澤「A今どこ」

『いま、えっと…わからへんっ…』

岩本「わかった、とりあえず落ち着いて。すぐ行くから。目印になる建物とかない？」

『あのね、歩いてるのいま、止まれんくて…うしろ…人が』

向井「A、おっきい声で話しといて。できるだけ関係のない話で」

『わ、わかった…そ、そうそう！そこのカフェでね！すっごい店員さんがいて！！』

宮舘「場所さえわかればいいんだけど…」

『そーなんよ！え、えっと…そう！幼馴染の地元！！確かそこら辺なんよね〜！！』

佐久間「幼馴染…？Aの幼馴染って誰だ?」

向井「え、俺か?」

『あの、あれだよね、赤！、赤と青の看板じゃない？、』

渡辺「俺らだ。江戸川だ」

阿部「マネさん！出して！！」

高速で江戸川区まで車を走らす。

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手当たり次第に探した

目黒「A、今目印になるのは?」

『コンビニ…と銀行っ』

涙交じりに聞こえる声が全員の胸を締め付けた

渡辺「俺の実家、わかる？どれくらい遠い？」

『ちかい、と思う。すぐ近くやと思う…！』

宮舘「じゃああそこのコンビニじゃない？」

渡辺「絶対あそこだ、コンビニ入れそう？」

『う(プツ、ツー、ツー)』

向井「え？待って待って」

深澤「ちょ、」

佐久間「やばい、早くしないと！！やばい」

マネ「分かってるって！」

とりあえずコンビニに車を置いて

9人とマネさんの10人全員でばらけて探すことになった。