ばれてはいけない。2 (ページ23)

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その日から

私たちはまた

幸せな生活を取り戻した。

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向「A最近ちょっと太ったやろ〜」

『うるさ〜、まだまだ大丈夫です〜』

彼と同じテンションで返答すると

あはと康二くんがひと笑いする。

向「でも、今がちょうどええ。

前は本当心配になるくらいやったで」

『まぁ、確かに。チェックしてたもんね朝(笑)』

向「ほんまやで(笑)」

夜寝る前の少しの時間

こんな他愛も無い話をするのが好き。

私たちは同棲を始めた。

リスクもあるけど、自分たちの気持ちを

優先しようという結論に至った。

向「なぁA？」

『んー？』

向「今、ちゃんと幸せ？」

掠れた声で康二くんが問いかけてきた

きっと少し怯えてた

『もうっ当たり前！こんなことがあっていいのかってくらいに幸せ！！だいすき！！』

そう言って彼を強く抱きしめると

向「A〜！！

俺もめっちゃ幸せ！！！だいすきやでほんまっ」

ベッドの中でもぞもぞと

身を寄せ合って

幸せで包まれる。

康二くんはより一層プロ意識を持って

2度と前みたいなことが起こらないように

細心の注意を払ってくれている

私も、芸能人と付き合う自覚を持って

康二くんと向き合い

今がある。

この関係が

どうなろうとも

私たちの心は一つだと

今は胸を張って言える。

康二くんがいるから。