ばれてはいけない。2 (ページ3)

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向井side

「『あ』」

雑誌の撮影が終わって

インタビューに行く時

スタジオをでたらAがおった。

思わずでた声が被って

お互い驚いた顔をする。

会いたいと思っていた矢先

その願いがあっさりと叶った

なにしてるん

そう聞きたかったけど

人目もあるし

ぺこっと頭を下げて

Aの横を通り過ぎる。

"この後5分休憩、非常階段集合！"

と連絡して

その場を後にした。

楽屋に戻ってすぐ

向「トイレ！」

といってケータイを受け取り

階段へ向かう。

いまは

なんで

より

会いたい

って気持ちで

早歩きになる。

多分今俺はニヤけとるんやろうなー

・

ガチャ

非常階段の扉を開けたらもうAがいた。

向「わ！ほんとにおる！」

『いや集合かけたの自分やん』

向「はい関西弁笑
ところで、なんでここおるん？？」

『バイト、雑誌のインタビューの補助』

向「それおれも。俺のインタビュー？」

『それが誰のインタビューなのか教えてもらってないの。多分先輩が連絡してあるって勘違いしてる』

向「もし俺のインタビューやったらどしよ！集中できへん！」

『集中して笑
でもほんとバレんようにしなきゃだよね？』

向「ほんまやな。ちょっとお互い気をつけよな」

『そうだね』

そう言って

完全仕事モードなAを見ると

あぁ、頑張って欲しいけど

頑張りすぎんでほしいな

と思って

頭を撫でると

驚いた後に

ふにゃっと笑うA。

ほんまにかわええなー！

この後のインタビューは

案の定Aと同じインタビューだった。