ばれてはいけない。2 (ページ14)

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向井side

今日は収録でテレビ局に来ている。

相変わらずの

ハードスケジュールやし

Aと付き合って

まだまだ短いけど

なかなか俺の今の人生

充実はしてて。

やから仕事も頑張れるし

これからも頑張ろうって思える。

「向井さんそろそろでーす」

向「ほーい！今行きまーす！！」

もう少し。

もう少し経ったら

Aに同棲せーへん？って

聞いてみようかな

今はやっぱり少しでも

近くにおりたいし

離れたくないんやおなー

よし。

がんばろっ！

・

収録を終わると

マネージャーが怪訝な顔して

走ってきた

マ「ちょっと、これ見て」

渡されたのは

ネットニュースが映っとるスマホ

向「…え……」

そこには

"Snow Man向井康二熱愛！？"

の文字

その文字を見た瞬間、

血の気が引いて

1番恐れてたことが起きた。

まだ俺らSnow Manとしても

Aとも

これからやし

こんなすぐ発覚するとは思いもせんくて

すぐAに連絡した。

向「もしもし！？俺やけど」

"あ…、うん、今うちから出れない"

向「っ…、ほんまごめん」

"いいよいいよ、仕方ない"

向「とりあえず…、今日はうちから出んといて、戸締りもちゃんとしてて！」

"うん、そのつもり。私もごめん。康二くんが芸能人ってこと忘れかけてた"

向「ほんま、無理させてごめん。あとは何とかするから。」

"うん、じゃあ…切るね"

向「ん。じゃあ」

そう言って電話を切って

すこし、切なそうで戸惑った声が

不安やけど

まずは事態の収拾が先やな…

マ「とりあえず幹部に連絡するから、下手なことはしないように。」

向「わかりました。ほんますみません。」

俺も色々ツメが甘かったゆうか、

気抜けとるとかあったし

しかもAの家のまえで

取られるとかあかんやん俺…

芸能人としても

彼氏としても

失格やんか

そんなことを思いながら

メンバーのグループで一言だけ

"ほんまごめん"

それだけ送った。