TOP4に溺れていく。

本気モード(uszw) ページ6

｢ぎゃあああああなんで俺ぇ!?他にもいたじゃん!｣

『出たよいつものやつがwww』

笑いながらそういう私とは打って変わって、彼は相当焦っている。苦手なホラーにチャレンジしちゃうからこうなる…。

｢いやまじでそれはないでしょ、えぇーwwwうわまた喰われた痛いよー???www｣

いつも通り家に来て、いつも通りゲームして、

｢いや俺結構頑張ったよ？www無理じゃんもーーーwww｣

そのあとは。

｢…よし、じゃあA、イチャイチャタイムでもどうですか。｣
『う、うっしー!?』
｢俺ゲームで敵に喰われっぱなしだから逆にAを喰おうかと｣
『そそそそ、それはわからないかなぁ、牛沢くん?あは、あはは…』

恥ずかしさと驚きのあまり変な誤魔化し方をしてしまった。いや正直イチャイチャしたいよ!?でもさ、こんな直球で言われたら恥ずかしいじゃん！

｢っ…。｣

うっしーが急に頭を抱えてあぐらをかきはじめた。

『???どし、た?』

不安になって聞いてみる。何も答えてくれないから少し近づいて心配する。具合悪いのかな?

｢…A、お前、可愛すぎんだよ。｣
『え?』

ボソリと彼が言った直後、床に仰向けになっているのに気づく。いや、これは、押し倒されたからか。

｢………。｣
私を見つめる彼の綺麗な目とサラサラな髪の毛が美しい。そして、何よりも…

『う、うっしー……ち、近寄らせといて、押し倒すの、ず、ずるい、って…ば…』
｢…お前の可愛さの方がずるいんだよばーか。｣

その低音ボイスが、美しく鼓膜に響く。
頬は赤いが、私を支配するかのようにニヤリと笑う彼は美しい。
この人には適わないや。
だんだん頬が熱を帯びるのを感じた。

彼は、白くてスラッとしているがしっかりと男らしい手で、眼鏡をとった。

｢じゃ、いただいちゃおうかな。｣

本気モード、入っちゃったみたいです。

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