TOP4に溺れていく。

先輩後輩じゃなくて(gcmn) ページ47

-ガッチマン-
｢うっしー、俺さ、多分Aちゃんのこと好きだと思う。｣
うっしーに、心の内を明かしてみた。

｢ん〜だろうとは思ってたよ〜？だってガッチさんいっつも見てるじゃんw｣
って感じで知られてたらしい。

｢え、そんなに見てた？｣
｢うん結構見てたね！｣
やっぱ目に見えてわかるほど俺Aちゃんのことが好きじゃんか。

｢…告るわ。｣
｢即決ですか!?｣
｢いやぁもう、決めちゃったから絶対告るわ笑｣
｢さすがだわガッチさん…かっけぇ〜…｣

そんなわけで告白を決めたはいいものの、いざ言うとなると緊張してしまう。
付き合える保証は無いけど、当たって砕けろだ。

｢俺、Aちゃんのことが好き、だから、付き合って欲しいな。｣
勇気を出して言ってみた。
こういうとこだけ頑張れるよな俺。

『!!わ、私でいいんですか!?え、お願いします!えぇ…嬉しい…!!』
予想に反して、付き合うことになった。
なにこれ、幸せすぎる。

『先輩、私幸せです。』
そうやって笑顔な君がすごく好き。

家にやってきた君とゲームをするのはとても楽しかった。
やっぱり共通に好きなことができるのは楽しいものだ。

初めてキスした日は、彼氏彼女の関係を再確認できた。
先輩後輩じゃなくて。


付き合って数カ月しても、俺らはいつも通りゲームをする。

『先輩〜、これもクリアしちゃいましたよ〜、何します〜？』

君は俺の事を先輩扱いしている。


俺は君のたった1人になれているかな？



君に先輩はいっぱいいるけど、彼氏は俺だけだよ。



だから俺はこう言うんだ。





｢もっと楽しいことしない？｣

Aの顔が緊張を含んだものに変わるのを俺は捉えた。

『…し、したい…』


もっと楽しいことをしよう。
俺らしかできないこと。
恋愛関係にあるからこそできることを。





先輩後輩じゃなくて。

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