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「だめです、Aはリリーさんとは付き合いません」
「なんで中谷がそんなん言うてくるん」
「そんなこと今はいいじゃないすか、とにかくだめなんです」
あぁそうか…中谷は私と阪本に付き合ってほしくて…私にまで恋人ができたら更に厄介だから、それだけは防ぎたくて…。
『ちょ、お前さ、なに言うてんの？』
ここですかさず話に入ってきたのは、今度こそ彼だった。
「いや阪本、これにはワケがあって…」
『ワケ？Aを自分のものみたいに言うワケなんてどこにあんねん』
「それは…」
『ていうか俺見たぞ、1週間位前。Aのこと飯誘ってたやろ。お前…まさか…』
「違う違う、それは！！」
「マユリカで争ってるとこ悪いけど、そのあいだに俺マジでAのことデート誘うからな」
『それはあかんって！』
私の恋人、阪本。
阪本と私に付き合ってほしい、中谷。
ただふざけてるだけの、リリーさん。
遠くでスタッフさんと盛り上がってる、盛山さん。
取り残されてる、私。
なんやねんこれ。混沌としすぎている。
本当のことを言ってしまえば楽なんだろうけど、ここにいるのは、彼が1番私たちの関係を知られたくないと言っていた見取り図さんだ。
なんとかこの場は落ち着けて、中谷にだけはあとから教えてもええかな…。
「あの、一旦みんな落ち着いて、」
『Aは俺と付き合ってるからぁぁぁあぁ！！！！』
彼はテーブルを叩きながら、勢いよく立ち上がるとそう叫んだ。
「なっ……なにしてんの阪本」
『阪本やないやろ！匠伍って呼んでや、いつもみたいに！』
「エッ？エッ？エッ？」
「…A、これほんと？阪本と付き合ってんの？」
私が、こくん、と頷くと一気に歓声があがった。
さっきまで違う話で盛り上がっていたはずの盛山さんが、目をキラキラさせている。終わった。
「なに？なになになに？」
「モリシ。付き合ってるんやって、Aと阪本」
「まぁじでぇ〜！？！？」
「いつか付き合うような気はしてたけどな、俺は」
リリーさんはニヤニヤしながらハイボールを飲んでいる。やっぱりこの人はいつも通りのノリをしていただけだった。
それにまんまと流された、マユリカ。
今更やってしまったという顔で肩で大きく息をしている彼と、未だに何事か理解出来ずきょろきょろしている中谷。
ええコンビやと思うで、ほんまに。
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いと(プロフ) - あすさん» リクエストありがとうございます！設定承知いたしました(^^)だいぶお待たせしてしまうかと思いますが素敵なものが書けるように頑張りますのでよろしくお願いします！ (5月12日 13時) (
レス) id: e04103a2be (このIDを非表示/違反報告)
あす(プロフ) - リクエスト失礼いたします。krmさんで付き合っていて道中でkrm見かけて勇気出して声をかけにいこうとしたら隣には綺麗な女性いて自信をなくしてkrmさんから離れていこうとするのを引き止められるお話読んでみたいです。よろしくお願いいたします。 (5月12日 8時) (レス) id: 1458cfae01 (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - 神楽さん» リクエストありがとうございます！高校生設定かしこまりました！誰オチでも大丈夫ですかね？(><)できるだけ長めのお話書けるように頑張ります(^^)！ (4月29日 12時) (レス) id: e04103a2be (このIDを非表示/違反報告)
神楽(プロフ) - myrkとlcdの高校生設定で、友達から段々発展していくお話読んでみたいです！長編だと有難いです…！ (4月29日 3時) (レス) id: 4f1d6e068e (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - ユカさん» リクエストありがとうございます！遠距離のお話好きなのでありがたいです(^^)笑 お時間かかりますが書かせていただきますのでよろしくお願いします！ (4月28日 15時) (レス) id: e04103a2be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いと | 作成日時：2024年3月6日 22時
