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咄嗟に出た、自分の言葉に驚いて、汗がだらだらと垂れてくる。
頭が混乱して、なにも考えられない。
今はとにかく、劇場に戻らなくては。
なんとか出番に間に合い、2ステめを終えた。
相方に、どうでした、と訊かれる。
正直今は放っておいてほしい。
「…うん、まぁ、大丈夫やった」
「そうですか、よかった」
「…なぁ」
「はい？」
「俺…なんか…Aのこと好き、とか、言うてもうたかも」
「……えっ？」
「いやそうやんな、え？ってなるよな、だってそんなん、」
「今更ですか？」
「は？」
「ただの幼馴染が泣いてるからって、あんな猛スピードで駆けつけないですよ、ふつう」
「いや…それは…」
「あと、Aがわざわざ俺に相談してきた理由分かります？」
「えっと…さっきAが言うてたけど、」
「直接辻さんに相談して心配かけるのは嫌やけど、どっかで辻さんにも知ってほしいって思ってるからですよ」
僕が呆気にとられているうちに、相方はどこかへ行ってしまった。
なんやこれ。
なんで俺がケツにちょっと説教されてんねん。
Aのことが、好きやから。
もしもこの言葉が本当なら、誰よりも君のことを心配してしまう理由も、君の笑顔で胸が疼く理由も、すべて説明がつく。
たくさんの歳月をかけて、大切に築いてきた君との関係を、今更変えることなんて許されるのだろうか。
わからない。やばい。全然、わからない。
スマホの通知音が鳴る。
君からの、メッセージが届いた。
"皓平くん、無事間に合った？夜は中華が食べたいなぁ"
自然と顔が綻ぶ。
まぁええか。
僕が君のことを好きであることは、紛れもない事実だ。
それがどういう"好き"なのかは、これから2人でのんびり考えていこう。
もしも、僕らの関係につく名前が"幼馴染"から変わる日が来ても、僕が君を守り続けたいと思う気持ちは変わらないはずだから。
大好きで、大切な、君へ。
これからもずっと、君のことになると心配性が加速する僕のことを、どうか許してほしい。
*
いつもありがとうございます。ストックが無くなってしまったので間隔空いてしまうかもしれませんが必ず書ききりますので、引き続きよろしくお願いします…！(^^)
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いと(プロフ) - あすさん» リクエストありがとうございます！設定承知いたしました(^^)だいぶお待たせしてしまうかと思いますが素敵なものが書けるように頑張りますのでよろしくお願いします！ (5月12日 13時) (
レス) id: e04103a2be (このIDを非表示/違反報告)
あす(プロフ) - リクエスト失礼いたします。krmさんで付き合っていて道中でkrm見かけて勇気出して声をかけにいこうとしたら隣には綺麗な女性いて自信をなくしてkrmさんから離れていこうとするのを引き止められるお話読んでみたいです。よろしくお願いいたします。 (5月12日 8時) (レス) id: 1458cfae01 (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - 神楽さん» リクエストありがとうございます！高校生設定かしこまりました！誰オチでも大丈夫ですかね？(><)できるだけ長めのお話書けるように頑張ります(^^)！ (4月29日 12時) (レス) id: e04103a2be (このIDを非表示/違反報告)
神楽(プロフ) - myrkとlcdの高校生設定で、友達から段々発展していくお話読んでみたいです！長編だと有難いです…！ (4月29日 3時) (レス) id: 4f1d6e068e (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - ユカさん» リクエストありがとうございます！遠距離のお話好きなのでありがたいです(^^)笑 お時間かかりますが書かせていただきますのでよろしくお願いします！ (4月28日 15時) (レス) id: e04103a2be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いと | 作成日時：2024年3月6日 22時
