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タクシーに乗り込む。
2日連続でタクシー乗ってるやん、しばらくは禁止やな、とぼんやり考えた。
頭の中は、彼のことでいっぱいだった。
支えられるほど酔っ払って帰ってきたのならもう寝てるだろうな、朝起きてきたらすぐに謝ろう、と玄関のドアを開ける。
すると、リビングの明かりがついていた。
昨夜と全く同じだ、やばい、と思うと同時にリビングのドアが勢いよく開いた。
『Aちゃん！？』
「…透くん、昨日は、」
『ごめんなさい！！！！！』
彼はそのままの勢いで、私に抱きついた。
ぎゅうううと強く抱きしめられて思わず、うぅ、と声が漏れた。
「…なんで透くんが謝ってるん、悪いのは私。ごめんなさい」
『ううん、Aちゃんの言う通りやった。俺もいっつも遅く帰ってくるのに。それに、Aちゃんのこと信用してるのに、お友達のこと疑うような言い方して…』
彼の喋り方があまりにも普段通りで、べろべろに酔っ払っていると思っていた私は拍子抜けしてしまった。
「…透くん、今日いっぱいお酒飲んだんやないの？」
『飲んだ、飲んだけど、家帰ってきてやっぱりAちゃんおらんくて…寂しくて悲しくて、酔い醒めてん』
「すご、そんなことあるんや」
『あったわ、俺も初体験』
思わず、ふふ、と吹き出すと、彼も笑った。
顔を見合わせて、お互いの零れかけていた涙を拭いあって、もう一度ふたりで笑った。
『Aちゃんのこと、とにかく心配で…事故とか怪我とか、嫌なこといっぱい考えてまうから…今度からは、連絡してな』
「はい。反省してます、ほんまに」
『Aちゃん、俺さ』
「なに？」
『昨日Aちゃんに、言えてなかったことあって。それをめちゃくちゃ後悔してて。今、言うていい？』
うん、と頷くと、ごめんその前に、と唇が重なった。
たった半日の家出だったのに、すごく久しぶりにキスをしたような感覚だった。
やっぱり私は彼のことが大好きで、この暖かい腕に包まれているときが1番幸せだな、と強く思った。
『Aちゃん』
「はい」
『待ってたよ、おかえり』
*****
セルフおかえり！ということで笑、戻ってきました(^^)
また本日からのんびりにはなりますが書いていきます。
初めてタイトルを英語にしてみました。私は悪夢は夜中にみて、良い夢は明け方にみることが多いです。
改めて、どうぞよろしくお願いいたします。
いと
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いと(プロフ) - あすさん» リクエストありがとうございます！設定承知いたしました(^^)だいぶお待たせしてしまうかと思いますが素敵なものが書けるように頑張りますのでよろしくお願いします！ (5月12日 13時) (
レス) id: e04103a2be (このIDを非表示/違反報告)
あす(プロフ) - リクエスト失礼いたします。krmさんで付き合っていて道中でkrm見かけて勇気出して声をかけにいこうとしたら隣には綺麗な女性いて自信をなくしてkrmさんから離れていこうとするのを引き止められるお話読んでみたいです。よろしくお願いいたします。 (5月12日 8時) (レス) id: 1458cfae01 (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - 神楽さん» リクエストありがとうございます！高校生設定かしこまりました！誰オチでも大丈夫ですかね？(><)できるだけ長めのお話書けるように頑張ります(^^)！ (4月29日 12時) (レス) id: e04103a2be (このIDを非表示/違反報告)
神楽(プロフ) - myrkとlcdの高校生設定で、友達から段々発展していくお話読んでみたいです！長編だと有難いです…！ (4月29日 3時) (レス) id: 4f1d6e068e (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - ユカさん» リクエストありがとうございます！遠距離のお話好きなのでありがたいです(^^)笑 お時間かかりますが書かせていただきますのでよろしくお願いします！ (4月28日 15時) (レス) id: e04103a2be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いと | 作成日時：2024年3月6日 22時
