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「あの、離してください」
「１回どっか店入って話そうや、ホテルでもええで」
マジでキモいやん。
腕を掴む力は更に強くなる。
どうする、これ…と途方に暮れたその瞬間だった。
『なにしてんすか』
「えっ……堂前？」
「なにしてるって別に飯誘ってるだけやし…ってかあれ？お兄さんも芸人ちゃう？」
『だったら何？』
「え、もしかして、付き合ってんの？」
『そんなんええからさ、早くその手離して』
「…何様やねん、おまえ、」
『俺の大事なAに触らんといて』
彼はそう言うと、無理やり男の手を振りほどいて、私の右手を繋ぐと走り出した。
状況を理解できないまま、彼に手を引かれて走る。
数年前まで、彼とゆっくり歩いて帰っていた道を駆け抜けてゆく。
まるで、離れてしまってからの時間を、遡っているかのような感覚になった。
そして、あっという間に私の家の前に到着した。
はあはあ、と2人で肩で息をする。
「…ど、堂前…なにしてんの…」
『今日は大阪、泊まれるから。森ノ宮終わって、Aまだ難波におるかなぁと思って戻ってきた』
「えっと…ありがとう」
『うん、とりあえず家あげて。座りたいわ』
「あぁうん、そうやね」
彼を家にあげるなんて、いったいいつぶりだろう。
そういえば何年も前に、私が風邪をひいた時に大量のゼリーやらプリンやらを持って家に来てくれたことがあったっけ。多分、それ以来だ。
今日こんなことになるなんて全く思っていなかったが、奇跡的に最近掃除をしたばかりだった。助かった。
………ていうか、ちょっと待って。
さっき、なんて言うた？
"俺の大事なAに触らんといて"って言うた…？
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いと(プロフ) - あすさん» リクエストありがとうございます！設定承知いたしました(^^)だいぶお待たせしてしまうかと思いますが素敵なものが書けるように頑張りますのでよろしくお願いします！ (5月12日 13時) (
レス) id: e04103a2be (このIDを非表示/違反報告)
あす(プロフ) - リクエスト失礼いたします。krmさんで付き合っていて道中でkrm見かけて勇気出して声をかけにいこうとしたら隣には綺麗な女性いて自信をなくしてkrmさんから離れていこうとするのを引き止められるお話読んでみたいです。よろしくお願いいたします。 (5月12日 8時) (レス) id: 1458cfae01 (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - 神楽さん» リクエストありがとうございます！高校生設定かしこまりました！誰オチでも大丈夫ですかね？(><)できるだけ長めのお話書けるように頑張ります(^^)！ (4月29日 12時) (レス) id: e04103a2be (このIDを非表示/違反報告)
神楽(プロフ) - myrkとlcdの高校生設定で、友達から段々発展していくお話読んでみたいです！長編だと有難いです…！ (4月29日 3時) (レス) id: 4f1d6e068e (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - ユカさん» リクエストありがとうございます！遠距離のお話好きなのでありがたいです(^^)笑 お時間かかりますが書かせていただきますのでよろしくお願いします！ (4月28日 15時) (レス) id: e04103a2be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いと | 作成日時：2024年3月6日 22時
