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当日。
待ち合わせ場所に30分も早く着いてしまった僕は、今日行く予定の店をネットで復習する。
同期の稲田に頼み込んで教えてもらった、お洒落なカフェレストランだ。
約束の時間10分前に、彼女が駆けてきた。
走らんでええのに、と思ったが走ってる姿すら可愛くて僕は無言で片手を上げることしかできなかった。前途多難。
「おはようございます、お待たせしちゃいました？」
阪本「いや全然全然、今来ました、ほんま今」
「あぁ良かった…あ、中谷さんはまだなんですね」
阪本「あ、そ、そうそう…おっそいなアイツ…」
僕はスマホを確認する振りをして、中谷にメッセージを送る。その直後、電話が掛かってきた。
阪本「…はいはい、今どこ？もうAさん来てくれてるんやけど」
中谷「ごっ、ごめ〜ん！急に腹痛なって、今日行けそうにないわぁ〜！」
阪本「はぁ〜！？せっかくAさん予定合わせてくれたのにお前は……電話変わるから、Aさんにも直接謝罪しろ」
中谷「えっ？えっ？ちょ、ちょっと待って」
阪本「Aさん、すんません、中谷からです」
申し訳なさそうな顔を作りながら、彼女にスマホを渡す。
「え？…あ、はい、もしもし？はじめまして、阪本さんのお友達のAAといいます」
中谷「あっ…あぁ、はじめまして、阪本の相方の中谷といいます…ほんまにごめんなさい、朝起きた時からめちゃめちゃ腹が痛くて…」
「えっ大丈夫ですか？」
中谷「はい、大丈夫は大丈夫なんですけど、今日ちょっと行けそうになくて、ですね…」
「そうなんですね…分かりました、お大事になさってくださいね。ぜひまた、次の機会に」
中谷「あぁそれはもうもちろん…すみません…最後また阪本に代わってもらえます？」
「はい！…阪本さん、代わってくれって」
彼女からスマホを受け取る。
少し彼女の温もりが残っているスマホに少しドキドキしながら耳に当てる。
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いと(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます！短編集のほうでもコメントくださった鈴さんですよね…？今回もとっっても嬉しいお言葉本当にありがとうございます(；；)何度も読み返して下さってるなんて嬉しすぎます。もちろんです、むしろこちらこそ引き続きよろしくお願いします！！ (6月8日 22時) (
レス) @page50 id: 5013af6899 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - もしよければこれからもいとさんの作品とご一緒させてください！！！！！！！！！ (6月8日 22時) (レス) id: 2fbfb927f5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 完結おめでとうございますそしてありがとうございます！本当に素敵でした。私はいとさんの作品が本当に大好きで、短編集の方も何度も何度も読み直して、読み直しては切なくなったりほっこりしたり、キュンキュンしたりしています。 (6月8日 22時) (レス) @page50 id: 2fbfb927f5 (このIDを非表示/違反報告)
いと(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます！あぁ嬉しいです…(；；)そのお言葉のおかげで書き終えられて良かったなと改めて思えました！本当にありがとうございます。 (6月8日 21時) (レス) id: 5013af6899 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - しっかり長編を終わらせてくれてありがとうございます。毎回ドキドキしながら読ませていただいてました。長編ならではの焦ったい描写がとても良かったです！ (6月8日 21時) (レス) @page50 id: f5a6eed348 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いと | 作成日時：2023年5月17日 20時
