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仕事から帰ってきた彼に、明後日の計画を話した。すべて私が考えたものだ。これでも私だって、ずっと忙しかった。だけど時間を作って、SNSを駆使したり友達にも相談しながら、最高の1日になるように頑張って考えた。
「明後日な、とりあえず朝8時に起きれる？」
『8時？ちょっと早ない？』
「…じゃあ、9時でもええよ」
『なにするか決まったん？』
「うん、まず前から行ってみたかったカフェがあんねんけどな、」
『あ、ええよええよ。その日教えて。Aが決めてくれたやつ、ついていくから』
「なぁ皓平」
『ん？』
「私のこと好き？」
『え？』
「私のこと必要？」
彼は、はあ、と大きなため息をついた。
『なんでそんなこと訊くん』
「…皓平はたぶん、私がおらんくても生きていけるんやろ。私は、ちゃうもん、無理やもん」
『1回落ち着き』
「私ばっかり好きで、私ばっかりデート楽しみにして、あほみたいやん！」
そして、家を飛び出した。
彼が私の名前を呼んでいたような気がしたけど、無視をした。
分かっている。
私のこと好きかとか、必要かとか、そんなことを訊かれるのを彼は1番嫌がる。
分かっていたのに、抑えられなかった。
彼に腹が立っているのか、あんなことを言ってしまった自分に腹が立っているのかもよく分からなかった。
悔しくて悲しい。もう完全に嫌われてしまっただろうか。
ブランコをこいでみる。ゆらゆら、ゆらゆらと揺れる。どうしたらええんやろ、これから。
『いた』
驚いて振り返ると、そこには彼がいた。
肩で大きく息をしている。走りまわって探してくれたのだろうか。
『なにしてんねん、こんなとこで』
彼は私の頭をポンと撫でると、隣のブランコに腰掛けた。彼が座るとブランコは余計小さく見えた。
探しに来てくれるとも、見つけてくれるとも思っていなかった。嬉しいのかなんなのか、私はなかなか言葉が出なかった。
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いと(プロフ) - オズワルダー・カイさん» コメントありがとうございます！すごく嬉しいです( ; ; )私も想像できすぎてニヤニヤしながら書きました！笑 (2023年4月15日 12時) (
レス) @page50 id: 5013af6899 (このIDを非表示/違反報告)
オズワルダー・カイ(プロフ) - とても面白かったです！nktnさんが口を滑らすのが想像できて笑 何度でも読み返します！ (2023年4月15日 8時) (レス) @page50 id: 6b28a2102b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いと | 作成日時：2023年3月25日 23時
