恋花火《∞》2 短編集 (ページ9)

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亮くんにぎゅっとされて、

『もう、Aは何でそんなに健気なんやろう。ほんまに離したない!!』

『可愛すぎてしょうがない!!』

私の耳元に低い声で

『今からずっと朝まで、一時も離れずに居ろうな。』

嬉しけど、恥ずかしいから。頷くと、

『A、可愛すぎ』

ぎゅう、ぎゅうされていた。

花火が終わって、亮くんが車を借りてて

それに乗ると、ゆっくり走り出した。

今日のライブや、メンバーの話をしてくれて。凄く楽しかった。

着いた先は、街はずれのマリーナ近くのホテルだった。

受付で鍵を受け取ると、すぐに部屋に行った。

部屋に入ると、すぐに抱きしめられて

『A、好きや…はよ、愛し合おう。』

ベッドに連れて行かれると、すぐに私の帯を取った。

汗をかいてるのが恥ずかしくて、紐を取ろうとする、亮くんの手に触れて止めて

『お風呂に入りたい。ダメ?』

すると、ぎゅっとされて

『それ、わざと?なんでそんな、可愛い顔と声でお願いするん。』

軽くキスをすると、

『ええよ。でも、俺も一緒に入るから…。』

楽しそうに、嬉しそうに言われて、頷くしかなかった。

先に恥ずかしいから入って、素早く身体と髪を洗って、バスタオルを巻いた。

亮くんが入ってきて、そのままだから。私は見ないようにして、湯船に浸かっていた。

洗い終わると、私を後ろから抱きしめるように、湯船に入った。

亮くんの吐息が首にかかって、擽ったくて

その事を話そうとしたら、

首筋に亮くんの唇が触れて、這い出した。ゾクゾクしてると

驚いている間もなく、キスされて

肌に触れられた時、そのハッキリ分かる手の感触に

湯船の中だから、熱くて。意識が朦朧としてきた。

亮くんが、すぐに気付いてくれて

私を湯船から出すと、乾いたバスタオルで包んで

お姫様抱っこで、ベッドまで連れていった。

腕枕してくれて、

『ごめんな。A可愛すぎて、我慢出来ひんかった。』

亮くんの頬に手を当てて、そっとキスすると

『大丈夫だから…。』

微笑んでいうと、私に覆い被さって

『じゃあ、朝までコースで…』

妖艶な表情で微笑まれて。熱い口付けをされた。