Are You Lady?《∞》 (ページ37)

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気怠い身体を起こして、冷凍庫から保冷剤を出した

冷やしながら、ふと時計を見て、衝動に駆られた

テレビをつけると、元気いっぱい、笑顔の隆平くんがいた

コロコロ変わる表情に、可愛いな、かっこいいな、好きだなと思いながら…

番組が終わると、一気に淋しくて、哀しくなった

洗濯して掃除をして、昼食を食べ終わった時

"ピンポーン"

画面を見ると、居た人に驚いて、すぐにドアを開けると

『急にごめんな。Aちゃんと連絡がつかへん、心配やからって。マルに頼まれて来たんや。』

安田くんだった。私のせいだと申し訳なくて

『ごめんなさい。わざわざ来てもらって。大丈夫なんで…』

何て言ったらいいか分からなくて、困ってると、可愛く微笑んで

『ケーキ買ってきたから。一緒に食べへん?』

何かを察してくれた安田くんの優しさに泣きそうになった

2人で、最近の出来事などを楽しく話をしていた

隆平くんの話で、私の表情が変わったのに気付いて

『マルとなんかあったん?』

優しく聞いてくれて、安田くんならと思って話した

『Aちゃんの気持ちは分かった。だったら、良い方法があるよ。』

言われるがまま、ソファーに寝ると目を瞑った。吐息を感じたけど一瞬で、何か分からないまま。安田くんに起こされて、誰かにメールを送っていた

『じゃあ、きっと上手く行くから♪』

安田くんはすぐに帰って行った。私はソファーで映画を見ていた

“ガチャガチャ!ドンドンドン”

凄い音とともに現れた隆平くんに驚いて、抱きしめられて

『A大丈夫やった?あれっ、章ちゃんは?』

意味が分からなくて、私は怒ってるから、隆平くんから離れようとしたら

『どしたん?何で嫌がるん?』

『隆平くんがポンポンも嫌なのに、ムニムニするから!』

『何?A落ち着いて。』

『だから、頭ポンポンも嫌なのに、頬をムニムニって』

私を強く抱きしめると

『ごめんな。それで哀しい思いをさせたんやな。』

私のおでこに、瞼に、唇にキスをすると

『A、愛してる。』

『Aにしか、甘い行為も、愛の囁きもしてないから、信じてお願いや…。』

真剣な表情に、隆平くんの温もりに落ち着いて、私が頷くと

『ありがとう♪』

大好きな笑顔だからキュンとなって、私からキスをした。離れようとしたら、啄むようにキスされて、低い囁く声で

『A、続きはベッドでな。』

私は、顔を真っ赤にして頷いた。