１９日目 ページ21
……
「ふはっ」
暫く目を瞑っていたが、唇が触れる事がなく上鳴の笑い声で目をゆっくり開ける。
目を開けると俺の横に手をついたまま、もう片方の手で口を押さえながら堪えるように笑う上鳴の姿があった。
『……あ？』
「冗談に決まってるのに目瞑っちゃってかわい。」
『よし、コロ.ス』
「ごめんごめんって！」
冗談で助かった部分もあるが、なんかすげームカつく。
それと、俺は可愛くないし受けはやりたくない。
攻めがいい。
『冗談でそういう事すんなよなー。』
そうやってブツブツ文句を言いながら俺は教室へ足を進めた。
本気にしちゃう奴もいるだろうし、それで逆にお前が襲われたらどうすんだって話。
.
.
.
「……本気ならいいんだ。」
そんな上鳴少年の呟きは腐朽少年には届かない。
.
.
.
「腐朽さん！ 心配しましたわ……」
『ごめんな、八百万。心配かけた。』
教室に戻ると幸いにもHRは始まってなくて、八百万が駆け寄ってきてくれた。
ポンポン、と頭を撫でてやると八百万は少し照れたように頬を染めた。可愛い。
まあ、八百万の方が背が高いから不格好だけどな。
「A、本当に何もない？上鳴くんに変な事とかされてない？悩み事があるなら……」
『出久、大丈夫だから……。心配してくれてありがとな。』
「う、ううん。Aに何も無いならいいんだ！」
席に戻ると今度は出久が身を乗りだしてまで心配してくれた。
また出久の頭をポンポンと撫でてやると、嬉しそうにはにかんだ。
パッと体の向きを前に戻すと機嫌が悪そうな勝己と目が合う。
『勝己も心配してくれた？』
冗談混じりで聞いてみる。
「うるせぇ、してねぇわクソ。」
おっ、これは……？
素直じゃない勝己くんの事だからなー。
『ありがとな、勝己も。』
「……してねぇつってんだろ。」
『はいはい。』
勝己の頭もポンポンと撫でてやる。
すぐにバシッてはらわれたけど、機嫌も直ったみたいで良かった。
……
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羅衣水 - ショタ攻めでもショタ受けでも美味しいのだからどっちでも良き(^p^) (2021年8月9日 15時) (
レス) id: 7cc91b38a7 (このIDを非表示/違反報告)
食されるウニの化身 - 腐男子総受けとか最高かよおおおおおおおお。ちなみに切爆むちゃすこです仲間ですね (2021年5月5日 19時) (レス) id: 2a29ce9a90 (このIDを非表示/違反報告)
食べられるための物 - ﾝｵｧ.......昇天しました (2019年10月18日 6時) (レス) id: 7eb98befb3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく - 切爆本命とか仲間じゃないですか((もっと増やしてくだせぇ( ^ω^) (2019年8月4日 21時) (レス) id: a17d5c7112 (このIDを非表示/違反報告)
ぽち - おこがましいかと思いますが、相澤先生との絡みをもっとみたいです………(((((((・・;) (2019年4月4日 10時) (レス) id: 52942bbb0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rain
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yrpsp2/http://
作成日時：2017年5月27日 23時
