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私が憂鬱だろうと残酷にエレベーターは一定のスピードで淡々と降りていく。
4、3、2…ときて目的の場所についたエレベーターはポンと機械音を発して、ドアが開いていく。
ビルを出たところに3人ほどの影が見え、鼓動が少し速くなる。
だが、私の心の準備なんて勿論関係なく先輩は私の腕を掴んだまま、迷わず出口へ足を進める。
「いやぁすまんすまん!!」
右手で私の腕を掴んだまま、左手を後頭部にまわし、申し訳なさそうに且つへらへらとご友人の元へ現れる先輩。
私の心情等1ミリも考えていないのだろう。
待っていた ガタイのいい男性も、メガネをかけ煙草を手にしている男性も、…ゾムさんも。
当たり前だが先輩なんて見向きもせず、私に視線を置いている。
「えーとシッマ…？そちらの方は……」
コネシマ先輩だけが脱線した気まずさの中、ガタイのいい男性が声を発した。
申し訳ない…きっと私がいなかった本来の今日はこの人たちにとって癒しになっただろうに。
「あぁ、トントンと大先生には紹介しとらんかったな!!」
「…コネシマ先輩の後輩の雪村です!」
ほらはよ、とでも言うようにバシッと背中を叩かれた私は定型文のような自己紹介をした。
それに続いてご友人の方達も自己紹介をしてくれる。
ガタイのいい男性はトントンさん。
メガネをかけ煙草を手にする男性は鬱先生。
そして、ゾムさん。
今回の飲み会を企画したのは彼らしい。
「あのっ、本当に私もご一緒していいのでしょうか…? 」
どうもこの質問の答えを聞けないと飲み会を楽しめそうにはなかった。
普通に考えて男同士の飲み会に見知らぬ女が突然現れたらあまり良い気はしないだろう。
そろそろ行くか、みたいな雰囲気の中で急に声を発した私にコネシマ先輩までもが驚いていた。
「当たり前やん、なあ?」
.
続く
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Lano.(プロフ) - コメント失礼します！このお話の感じといい、書き方と言い…。もうどちゃくそ好きです！雪村ちゃんのキャラ可愛くて大好きです。更新頑張ってください！ (2018年8月22日 20時) (
レス) id: 86d5cb8b54 (このIDを非表示/違反報告)
兎危@緑君は天使です。これ絶対← - 題名がティックトックにあるやつで吃驚しましたw (2018年8月12日 9時) (レス) id: 83b7e38493 (このIDを非表示/違反報告)
rain(プロフ) - ういさん» コメントありがとうございます! まだまだ始まったばかりですがどうぞよろしくお願い致します!! (2018年8月11日 23時) (レス) id: 3be6a854f6 (このIDを非表示/違反報告)
うい(プロフ) - おぅぇー…！続き気になります。。。これから応援します！頑張ってください！ (2018年8月11日 21時) (レス) id: e6af07b170 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rain
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yrpsp2/http://
作成日時：2018年8月11日 1時
