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煩悩○○! side紫 ページ44

椅子に腰がけ、真面目な顔で雑誌を捲るなべ。







そしてしばらく経つと



フーっと長い息を吐いた。









渡辺「⋯⋯


真面目な話、アイツは意外と男の理想の身体してると思わねぇ?」





深澤「⋯⋯メンバーのソログラビア見てそれ言っちゃうのマァジでヤバいね?いやまぁ俺も同意はするけどね男として」






着痩せするタイプよね、となべに言えばキラキラした目で全力同意を得られた。






ほんっと最低だわ〜、わら






もしミトが聞いてたら一週間は口聞いてもらえないだろうな。







Aのソロインタビュー記事を見て一人笑ったり
ツッコんだりしているなべを横目で見た。





⋯⋯






深澤「ミトとは正反対よね、ほんと」





渡辺「ん?⋯⋯うわっ!見ろよふっか!このオススメ美顔器って俺が買ってやったやつ!な〜に自分が見つけたみたいに言ってんだか!」







聞けよ。







あとその雑誌俺のだからな?
お前自分で買えってば。






俺これ買う為に本屋ハシゴしたんだわ。








って、それより気になるのは。








深澤「美顔器買ったの?Aに?」





渡辺「出先で偶然会って流れでな」








随分仲良い〜のね?








いや別にいいんだけどさ、




なんか意外だなって思っただけ。






意外と甘やかしてるんだなって思っただけ。










"好きな男の子のタイプは?"




"────王道ですけど甘やかしてくれる人ですかね?会った時にプレゼントとかくれたら凄い嬉しいかも"

阿部ちゃん先生→←・



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作者名:シナモ | 作成日時:2022年11月28日 21時

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