【想い】いつかこの笑顔を世界に『ワンダーランズ×ショウタイム』 ページ5
キラキラと眩い光に包まれて、楽しげな笑顔が広がる瞬間。
その笑顔を見てAは、つられたように笑ってた。
一音一音を丁寧に紡いで歌い、指先まで華麗に踊りきる。
「……きっと、大丈夫。最後まで諦めない限り―――そうだよね、みんなっ！」
客席へと向けられた言葉に、つい頷いてしまいそうなセリフを告げて、Aは一礼をした。
子供から大人までが拍手喝采の、大成功のショーが幕を閉じる。
「本日は、我らワンダーランズ×ショウタイムの公演を見ていただき、ありがとうございました！」
『ありがとうございました！』
夢のような時間はあっという間にすぎてしまい、片付けを終えてキャストが集まった。
それに気づかないようで、ぼーっと空を仰いでいるAに、フフ…と笑ってから類が声をかける。
「まだ役が抜けきっていないようだね、A」
「……あ、うんと、そうみたい。千秋楽終えたから次のショーに専念しなきゃなのに」
まだまだだな、なんて卑下するAに、類はゆっくりと頭を振る。
類が何かを言いかけたところで、"お疲れわんだほーい！"と叫びながらAに突進する少女。
終わったばっかりなのに元気だなぁ……と苦笑したAに、えむはすごくキラキラとした顔で言う。
「Aちゃんが、最後キラキラたりらりらーん！ってなってて、ステージみーんなが、すっごくニコニコしてたの！あたし、あのときすっごく嬉しかったんだ！」
相変わらず言っている意味が分からんな…といったのは座長である司だが、千秋楽の大成功にはえむに同意しているようだ。
すぐそばで着替え終えた寧々も、珍しく司の意見に頷いてAを見ている。
「最後の歌、本当に凄かった……練習以上の、綺麗な声だったよ」
「ああ、その後のセリフにもより力がこもっていたと思うぞ」
「…ありがとう、みんながいてくれたおかげだよ！」
勢いで2人を抱きしめると、いつも通りの毒舌と大声に、ようやく"笹木A"を取り戻した。
今回のショーを成し遂げることが出来たのは、ワンダーランズ×ショウタイムのおかげだと、Aは心から思う。
一度別のステージキャストをしていたAは、方向性が合わずに他のメンバーとぶつかっていた。
それが嫌になって一度辞めてしまったが、名残惜しくフェニランに足を運んだところ、彼らと出会うことが出来たのだ。
「―――ねぇ」
「ん？どうしたんだい？」
「いつか、世界中のみんなを、笑顔にするショーをやろうね！」
Aの宣誓とも取れる発言に、メンバーは大きく頷いた。
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Dusk - リクエストいいですか？レオニに路上ライブを見られた夢主お願いします！ (2021年10月17日 22時) (
レス) @page7 id: e24bfcdde1 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - リクエスト最高です！またリクエストします！その後の話でまふゆちゃんみたいに優等生と無表情を使い分ける夢主さんと夢主さんが戻ってきて安心するワンダショメンバーをリクエストします！更新頑張ってくださいね！楽しみにしてます！ (2021年10月13日 5時) (レス) id: 15b58e3eb4 (このIDを非表示/違反報告)
さとか - まなみさん» リアルと言って貰えて安心しました。リクエストもありがとうございます。順番になりますが、書かせていただきます！ (2021年10月11日 19時) (レス) id: a226c7652f (このIDを非表示/違反報告)
さとか - ツクヨミさん» またまたリクエストありがとうございます！順番に書かせていただきますね (2021年10月11日 19時) (レス) id: a226c7652f (このIDを非表示/違反報告)
さとか - 月兎さん» ありがとうございます。追加のリクエストも嬉しいです！また書かせて頂きますね (2021年10月11日 19時) (レス) id: a226c7652f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さとか | 作成日時：2021年10月10日 9時
