検索窓
今日:9 hit、昨日:41 hit、合計:55,394 hit

パクジフン2 ページ13

最近はジュンギュが家まで送ってくれるのではなくジフンと2人で帰ることが多い。


『ヤーパクジフン。Aに何かあったら許さないからなー!』


なんて忠告付きで。




その日も途中でジュンギュと別れた後、2人で歩いていた。



「そういや明日どこ行く?」
『Aは行きたいところある?』
「んーー、服買いたいんだよね。」
『じゃあ買い物しに行こう。俺がAちゃんのお洋服選んであげるよ〜。』
「自分で選ぶよㅋㅋ」
『遠慮すんなって〜。じゃあ明日朝10時にマンションの下でいい?』
「うん。それで大丈夫だよ。」
『ありがとう、じゃおやすみ!』
「おやすみ〜。またあしたね。」




少し緊張していたと思う。
男の子と2人で出かけるなんてジュンギュ以外になかったから。
ジュンギュと出かける時はジュンギュに急かされて、ジャージで出ることが多い。ジュンギュもジャージだから気にした事は無かったけどデートだ。
そう、デートなんだ。
ジャージで行く訳には行かない。


朝、7時には目が覚めた。


「寝れなかったな。」


朝ごはんを食べて、珍しくフルメイクなんてして
半年ぶりに膝丈のワンピースを着て髪も巻いた。


「んー、気合い入りすぎかな?」


まぁいっか、せっかくのデートなんだし。



時計を見れば9時45分。
身支度に3時間弱もかかっている事に気づき、楽しみにしていることを思い知らされる。



「いってきまーす!」




ちょっと早いかな、なんて思いながらエントランスに降りるとそこにはもう彼がいた。




「お待たせジフン。」

『いーや、待ってないよ。』



私が声をかけると立ち上がってこちらへ来る。
練習着と違って大人っぽい彼の私服にドキッとした。


『A今日すごく可愛いね。』
「え…、あ、ありがとう。」
『んーん、めーっちゃ可愛い。』
「そういうジフンこそ!いつもと違ってかっこいいよ…。」
『ん?いつもはかっこよくない?』
「うん。おちゃらけてるだけでかっこよくない。」
『ヤー、A酷いな。』



少し甘い雰囲気は私の一言によってあっという間にいつもの私達の雰囲気に変わった。



『じゃあ行こっか。』
「うん!」

デート→←パクジフン



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (60 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
410人がお気に入り
設定タグ:treasure , ジフン , ジュンギュ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆるり | 作成日時:2023年1月31日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。